美容医療/美容医療の基礎知識

失敗しない美容クリニック選び 後編

美容クリニックの情報は雑誌や、インターネットに氾濫していて、どこのクリニックに行ったらいいのか、わかりづらい人も多いと思います。実際に、この質問はガイドが一番多く受ける質問です。ここでは前編に続き、失敗しないクリニックの選び方、見極め方のコツなどをご紹介していきます。

大里 有里砂

執筆者:大里 有里砂

美容医療ガイド

失敗しない美容クリニック選び 前編」では、クリニックの見つけ方を中心にご紹介しました。今回は、予約と診察を受ける際の注意点をご紹介します。
 

カウンセリングに行きたいクリニックが決まったら

予約時の電話対応が安心できて、質問に対して丁寧に答えてくれるか。これでクリニックの方針や、お客さんへの接し方などがある程度わかります。例えば、
  • 悩みに対して真摯に聞いてくれるか
  • 希望箇所を施術する際の大体のコストを教えてくれるか(HPなどに掲載されている料金と変わらないか)
  • ダウンタイムはどのくらいか 
  • その施術に対して、年間何例くらいの施術を行っているか(担当の医師の施術経験数) 
といった点を意識してみてください。

注入剤について

注射

安全なものを使用していますか?

どこの製品を使っているか、尋ねてみてもいいでしょう。曖昧な返答をするクリニックは避けたほうが無難です。注入剤については1回目の記事でもご紹介しましたが、安全性の面から言って、認可の厳しい国で作られたものを使用しているところを選びましょう。また、体に吸収されない注入剤を使っているところはやめましょう。吸収されないということは、コストパフォーマンスがいいように感じ、何度もクリッニックに通わなくてもいいため、飛びつきがちですがその反面リスクがあります。

注入したものが合併症などを起こした場合、オペで取り除くことになります。例えばプロテーゼなど、形があるものを取り除く時は、比較的簡単に取り除けますが、ジェル状のものをしっかりと取り除くのはとても難しいのです。あとから後悔しても遅いです。

最近は吸収されるまでの期間が長い注入剤や、硬さのバリエーションなども豊富になりました。それらの注入剤を的確な位置に注入して、満足いく結果を出すには知識と技術が大切です。経験を積んでいる医師の元で受けることをおすすめします。


オペについて

二重のオペなどでも、簡単に手術がやり直せる埋没法と、やり直しが難しい切開法があります。どちらのオペも失敗せず、満足がいく仕上がりになるのが一番ですが、やり直しが難しい切開法などは、より慎重に医師を選ぶことが大切です。また医師によって仕上がりにも個性が出ます。外国人顔が得意な医師もいたり、ナチュラルな仕上がりが得意な医師もいます。症例などを見て確認すると良いでしょう。そしてオペ全般が得意という医師もいますが、大体は得意分野や特に力を入れている分野がありますので、ホームページなどをよく見てみましょう。


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