韓国語/韓国語の学び方

無料のオススメ韓国語学習アプリ(2ページ目)

語学学習は「時間」を見方に付けるのが鍵。いつでもどこでもサッと手に取れ、音声も動画も見ることができるスマートフォンは格好の語学学習ツールになります。韓国語学習に役立ちそうな、スマートフォンの無料アプリご紹介します。

幡野 泉

執筆者:幡野 泉

韓国語ガイド


初級者から上級者までの、語学学習基礎ツール 

●韓国語学習者必携!~「NAVER 일본어사전(日本語辞典)」

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韓国「NAVER」辞書のアプリをダウンロードしよう!

韓国語を学習する皆さんにお勧めしたいものを2つご紹介します。まずは、「NAVER 일본어사전(日本語辞典)」です。各スマートフォンなどのアプリセンターの検索窓に「NAVER 사전」と入力してみてください(사전は、辞書という意味です)。右の画像のアイコンが表示されると思います。いろんな言語が調べられる辞書ですが、その中の「일본어사전(日本語辞典)」を使います。

日本語辞典と書いてはありますが、韓日辞典、日韓辞典両方の機能があります。韓国語は手書き入力ができませんが、パソコン入力の要領で韓国語入力が可能です。訳や解説の質も信頼性があり、例文も豊富。大変嬉しいのが、活用形を入れても、原形が表示されることです。

例えば、「골라 주세요.(コrラ ジュセヨ)」という韓国語の意味を調べたいとしましょう。紙の辞書や、旧来の電子辞書の場合、「골라(コrラ)」が、「고르다(コルダ)」の活用形であることを学習者が分かっており、且つ「고르다」と入力しないと意味を調べることができませんでしたが、この辞書は、「골라」と入力するだけで、「고르다(コルダ/選ぶ)」が表示されるのです。これは、これまで活用語の習得に苦しんできた韓国語初級者にとって、本当に画期的なことです。

もちろん、「골라」が「고르다」の活用形であるということを推測する訓練は学習において大変良いトレーニングになりますが、学習者の負担を考えると、やはりあるに越したことはない機能だと思います。

こちらはインターネットに繋がっていないと辞書を引くことができません。電波が届かない、悪いところでは辞書が引けないのが難点ですが、それを不便に感じる方は「韓日・日韓辞典(物書堂)」などの有料の韓国語辞書をスマートフォンにダウンロードすることをお薦めします。

●ゆっくり、倍速再生が可能~「語学プレーヤー」

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語学プレーヤー

もう一つ、お進めしたいのがNHK出版がリリースする「語学プレーヤー」。今のところiPhoneのみに対応しています。iPhone内のiTuneにインストールした音声ファイルを、この「語学プレーヤー」に移すことができ、数秒ごとに巻き戻し、早送りをしたり、さらには音声をゆっくり再生したり、倍速で再生したりすることができます。そう、語学学習のために作られたアプリなのです。

NHK語学講座の教材を有料で購入する画面もあります。これまで書店で購入していたテキストを、スマートフォンの中におさめることができます。

中上級者向け、充実のラジオ、ニュースアプリ

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MBC NEWS

インターネットやスマートフォンの発達で、もっとも「得」をしているのは中上級者ではないでしょうか。韓国のラジオ局、テレビ局はこぞって質の高い無料アプリをリリースしています。

ラジオ局のアプリは聞き取り教材としてももちろんのこと、楽しい番組が満載なので、BGMとして聞き流したり、音楽を楽しんだりすることもできます。お進めのアプリは以下。ほとんどがiPhoneとAndroidに対応しています。

・「Hot Radio」
・「MBCmini」
・「SBSゴリラ」
・「KBS World Radio」

「KBS World Radio」は、読み物のニュースとして日本語表示も可能なので、入門者、初心者でも韓国の最新ニュースを見るために利用することができます。

そして、テレビ局のお勧めアプリをご紹介しましょう。テレビ局のアプリの良い点は、ニュースの動画が音声と共に流れ、その音声のスクリプト(原稿)も確認できることです。当校の授業でも取り入れていますが、ニュースの音声をパダスギ(ディクテーション→聞き取った文章を書くこと)したりすれば、相当な訓練になります。テレビ局関連のお勧めアプリは以下です。

・「MBC NEWS」
・「SBS NEWS」
・「KBS NEWS」

そのほか、韓国語関連の無料アプリはたくさんありますが(※参考:「韓国語学習者向けiPhoneアプリ」)、中には広告が多すぎて内容に集中できなかったり、コンテンツが豊富でなかったりするものもあるようなので、皆さんなりに取捨選択してください。

また、最近『スマホで始める韓国語』(日本実業出版社)というムック本も発売されました。この記事でご紹介したアプリのさらに詳しい操作法なども載っています。参考になさってください。

それにしても、ほんとうに時代は変わりました。90年代後半、私が韓国での語学留学を終え日本に帰ってきたとき、韓国の生のニュースが見られるのは一部のケーブルテレビに限られていました。まさに「隔世の感」です。しかし、これだけ情報や便利なツールが溢れると、選択が難しかったり、学習が散漫になってしまったりするかもしれません。どんなツールであれ、「選択と集中」、一つを掘り下げることが重要でしょう。どうか、皆さまに合ったツールに巡り会い、学習効果が高まりますように!
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