Rolandのオーディオインターフェイス、CAPTUREシリーズ最高峰が登場
私が普段使っているオーディオインターフェイスはRolandのQUAD-CAPTURE。DTMに使うときはもちろん、単にオーディオ再生用としても優れているし、コンパクトでかつUSBバスパワーで動作してくれるので便利なんですよね。ポートが足りないときは、OCTA-CAPTUREに切り替えており、OCTA-CAPTUREもよく使うオーディオインターフェイスなのですが、今回のNAMMでその上のオーディオインターフェイス、STUDIO-CAPTUREが発表されました。
STUDIO-CAPTUREの大きさはOCTA-CAPTUREを2つ重ねた形のちょうど2倍。ポート数としては16IN/10OUTという仕様で、Roland自慢のマイクプリ、VS-PREAMPを12個搭載し、マイク12本の一発録りができるというのが大きなポイントとなっています。
24bit/192kHzで使う場合は8IN/4OUTに制限されますが、24bit/96kHzまでであれば、2つのSTUDIO-CAPTUREを繋いで、32IN/18OUTという莫大な入出力ができるシステムを構築することも可能となっているのです。
では、OCTA-CAPTUREと比較して、単にポート数が増えただけかというと、実はそうではないのです。内部のデジタル回路もアナログ回路も一新された、完全な新設計。デジタルはRoland自社開発のカスタムチップを採用しており、これでストリーミング処理、エフェクト処理などを行っています。
一方、アナログ回路も電源周りを大幅に強化し、さらにワイドレンジにするとともに、ゲイン幅も大きくなっているとのこと。まさに、このシリーズのフラグシップモデルとして登場することになったのです。
発売は3月で、オープン価格ですが、価格は10万円前後とのこと。スタジオでの一発録り用のシステムとしての定番になりそうですね。
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