筑前煮の材料と手順
■材料
- れんこん…1節
- ごぼう…1本
- にんじん…中1本
- 板こんにゃく…1/2枚
- 鶏肉(もも肉またはむね肉)…1枚
- 油…大さじ1
- 醤油…大さじ1
- みりん…大さじ1弱
- 水…400cc
- 野菜はきれいに洗い、食べやすい大きさに乱切りにする。
(皮は剥いても剥かなくても良い。)
※食感をよくしたいなら皮は剥いたほうが良いですが、栄養を摂るなら皮付きのままで。 - 鶏肉は削ぎ切りにする。板こんにゃくは乱切りにする。
※カロリーを摂りたくない人はむね肉がおすすめ。
※こんにゃくのあく抜きが必要であれば、ゆでてから切る。 - 鍋に油を入れ、鶏肉を入れて色が変わるまで炒める。
色が変わったところで残りの材料を入れ、油が馴染んだら水を入れて野菜が柔らかくなるまでふたをして煮る。 - 野菜が柔らかくなったら醤油とみりんを入れ、水分がなくなりかけたらできあがり。
根菜で偏ったバランスを戻して、健康に!
おせち料理に煮しめを召し上がる方も多いと思います。煮しめは基本的には動物性を使わない精進料理ですが、今回ご紹介した筑前煮は鶏肉を使っているので、コクのあるおいしい味に仕上がります。お酒を飲んだりお菓子を食べることの多いお正月は、どうしても体が陰性に偏ってしまいます。お酒やお菓子は陰性の性質をもち、細胞を緩ませる食品です。そこで、引き締め効果の高い根菜類を使ったお料理がおすすめです。ごぼうやれんこんは食物繊維が豊富でお通じを良くする作用があり、ごぼうは下半身の水分を解消する効果も期待できます。
食品の陰陽の概念は、マクロビオティックという食事療法に基づくものです。食品には陰と陽の性質があり、どちらに偏っても健康を損なうそうです。陰と用のバランスをとり、中庸の状態にすることで美にも健康にも近づけます。
調味料は砂糖を使っても良いのですが、今回はより自然な甘さのみりんを使いました。調味料はお好みにより適宜調節してください。
食物繊維で太る原因を解消
お正月太りの原因となる食品は、便通を妨げるものやむくみを引き起こすものが多いです。糖分や小麦粉等の粉物は便秘・むくみどちらの原因にもなります。また、お酒はむくみや冷えの原因となります。食物繊維の豊富な根菜類で、太る原因を素早く出してしまいましょう。※データは記事公開時点のものです。