種類が増えたLED電球
LEDが一般照明用として注目され始めてから10年ほど経ちます。この間、LEDの進化のスピードは目を見張るものであり、いまでもその動きは止まりません。年々新しい製品が発表されるたびに性能がアップして、価格も安くなっていることからLED照明に変えたくても何時頃に替えるのが得策か、その判断に迷われている方が多いと思います。しかし、その前にLEDランプや照明器具の種類や性能について住宅照明として使う場合の基本知識がまだよく分からないので教えてほしいとの要望をしばしば耳にします。そこで今回からシリーズで住宅のLED照明について少し分かりやすくご紹介していきます。
電球形LEDランプはLED電球とも呼ばれています。(以後LED電球と言う)ねじ込み式口金を持つ白熱電球器具に代替が可能なことから住宅照明にも普及し始めています。白熱電球同様、最近では一般照明用から投光照明用、装飾照明用が揃ってきましたが、住宅では圧倒的に一般照明用LED電球が多く使われています。(図1)
図1.電球形LEDランプと対応する白熱電球
次のページでは「LED電球の形状と明るさ」についてご紹介します。