フィリピン/フィリピン基本情報

フィリピン基本情報(4ページ目)

7107の島々から成る群島国家フィリピン。セブ島やボラカイ島といったリゾート地でゆったり寛ぐのも、ショッピングにアフタヌーンティー、ナイトライフでマニラを遊び尽くすのも、フィエスタと呼ばれるお祭りを目指して地方都市で盛り上がるのもよいでしょう。旅行の前に知っておくと便利な12の情報をピックアップ。

執筆者:鈴木 香穂里

チップはどれぐらい渡すべき?

フィリピンではサービス料が加算されていない場合にはチップを支払うのが通例です。日本ではあまり馴染みのないチップの習慣に戸惑ってしまうことも。金額の目安を知っておきましょう!

ホテルのベルマンには20ペソ(約40円)程度、レストランやカフェなどで食事をした際にサービス料が加算されていなければ、代金の10%程度を支払うとよいでしょう。また、スパやマッサージなどを利用する場合も同様です。セラピストに直接渡す場合と支払いの際にレジ係員に渡す場合がありますが、こちらも相場は10%程度。快いサービスを受けたときにはチップも弾みますが、そうでない場合には減らしてもよいと思います。なぜならチップはサービスに対する対価なのですから。

気になる治安は?

トラブルに巻き込まれないためにも、気をつけておくべきことをまとめました。

■メトロマニラ圏内
メトロマニラ圏内は、セブやパラワンといったリゾート地に比べてひったくりや事件が多いと言われています。また「スクワッター」と呼ばれるホームレスの方々が暮らすエリアは貧困層が集まるため、周辺地域を散策する際は注意が必要です。

■盗難
日中、夜間に限らず盗難事件は発生します。タクシーに乗る際は内側から鍵をかけるのを忘れないようにしましょう。また、なるべく高価な物は身に付けない方が無難です。ひったくられる可能性があります。ちなみに私もひったくりに遭ったことがあります。週末の午後にマラテという繁華街を歩いていた際、身に着けていたネックレスをむしり取られるという怖い経験をしました。12月のクリスマス前はどこのショッピングモールでもひったくりが増えるため、貴重品の管理は徹底する必要があります。

このほか、注意すべきことは?

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町の至る所で見かける屋台。チャレンジしてみたい人は、ショッピングモール内に出店している店など、衛生状態のよさそうな所を選びましょう

■水道水、氷水
水道水は飲用に適していないのはもちろんですが、レストランやカフェで供される氷水にも注意が必要です。白く濁った氷は水道水を凍らせたものですので、氷なしのものに取り替えてもらうようにしましょう。

■屋台料理
衛生状態がよくないことが多いため、屋台での食事は避けた方が賢明です。氷やサラダなどの生野菜にも注意が必要です(水道水を凍らせた氷を使用している場合や、水道水で生野菜を洗っている可能性があるため)。氷の色が濁っていたら、口に入れないこと。

■疾病
デング熱、腸チフス、アメーバー赤痢、破傷風などはフィリピンでかかりやすい病気です。海外旅行保険付きのクレジットカードを携行するか、海外旅行保険に入っておくと安心です。万が一病気になってしまったときは、日本語対応の邦人向け医療サービス「ジャパニーズ・ヘルプデスク」(フィリピン国内から02-817-1289)へ電話してみましょう。日本語を話せる医師やナースのいる病院を紹介してくれますよ。医療費の手続きも代行して行ってくれるため、異国での不安も拭ってくれることでしょう。

■自然災害
8月~11月の雨季には洪水の発生、台風の上陸も多くなります。傘が折れるほどひどい豪雨になることも少なくないため、天候の悪い日に外出する際は注意するようにしましょう。

「盗難に遭った」「食中毒にかかった」なんてことにならないためにも、上記の項目をいつも頭の片隅に入れておきましょう。さぁ、楽しい旅の始まりです!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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