旅の前に知っておきたい 気になるフィリピンの治安

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マニラのビジネス街マカティの警察署

プライベートのビーチリゾートでは治安の心配もそれほど必要のないフィリピンですが、首都マニラはスリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪が毎日どこかで起きています。 また、2011年度版のフィリピン国家警察統計資料(犯罪統計)によれば、マニラにおける犯罪は国内のほかの地域と比較して高く、なおかつ凶悪だとのこと。 ほかの東南アジア諸国と比べ、残念ながらフィリピンの治安はよくないということを頭に入れておきましょう。

※本記事では、外務省より渡航の延期勧告が出ているミンダナオ特定地域の治安については触れていません。ミンダナオへ渡航予定のある方は、外務省「海外安全ホームページ」で最新情報を確認してください。

スリ、置き引き

観光客のみならず、現地在住の日本人も気をつけておくべきなのがスリや置き引きといった軽犯罪。「空港で荷物から目を離したスキにケースに入れて置いたカメラがなくなっていた」「ショッピングモールで買い物をしている間にバッグから財布を盗られた」「カバンを後部座席に置いておいたら、車上荒らしにあった」などはよく聞く話。危険を回避するためにも、所持品はしっかり管理する、大金を持ち歩かない、車の中にバッグや金目のものを置く際は外から見えない場所に置く、などの対処が必要です。

ひったくり

スクーターによる道すがらのひったくりなどは、日常的に起こります。また、繁華街で目立つ格好をしていると金物を目がけて襲いかかってくるケースもあるため注意が必要です。私は歩行中にネックレスをむしり取られた恐ろしい経験があります。繁華街を歩く時はネックレスやピアスなどは身につけない、バッグはしっかり抱える、リュックサックは前に持つ(後ろからこっそり財布を抜き取られたりする危険性があるため)などの対策が必要です。また、これは基本中の基本ですが、財布はズボンポケットの後ろには決して入れないこと。

売春・男女間のトラブル

風俗店やゴーゴーバー、カラオケ店などの多いフィリピンでよくあるのが色恋沙汰の犯罪。フィリピン人女性は明るくフレンドリーなため、「自分のことが好きなのかも」と勘違いする男性も少なくないようなのですが、多くの女性たちは「実家のための仕送り」や「家庭を養うため」といった家族のためにという目的をもって働いています。衛生面に関しては、定期的な衛生検査も質が高いとは言い難く、風俗産業に従事する女性のなかには性病にかかっている人も少なくないそうです。

「風俗店やゴーゴーバーなどで親しくなったフィリピン人女性に本気になって貢いでいるうちに無一文になってしまった」「実は美人局だった」という話も珍しいことではありません。また、女性にハマってしまったがために結婚詐欺の被害に遭う被害も……。フィリピン人、日本人カップルの恋愛や結婚のもつれが原因で、相手に刃物で切りつけられるといった事件も報告されています。夜遊びも旅の楽しみのひとつではありますが、節度をわきまえた行動を取りたいものです。