夜景の分類
夜景の分類や呼称については多くの方がさまざまな方法でアプローチをされています。この夜景ガイドでは夜景観賞を楽しむことをコンセプトにしているため、厳密な分類や解説をすることが目的ではありません。「夜景には色々な種類と特色がある」ということを再認識していただくことによって皆さまの夜景への関心が深まり充実した夜景ライフを送られることを目指しています。ご自身の夜景体験と照らし合わせて読んでみてください。1.鑑賞場所や対象物による分類<施設>
街、展望台・塔、橋、パーキングエリア、空港、工場、レストラン、ホテル、遊園地、水族館、寺院など
東京近郊なら、横浜中華街、六本木ヒルズ・東京シティービュー、海ほたる、羽田空港、東京ドームシティー(レストランバー、ホテル、遊園地)、八景島シーパラダイス、浅草寺などを思い浮かべていただければ分かりやすいかもしれません。
2.鑑賞場所や対象物による分類<自然、地形>
水辺と月光の神秘的な光
山、田畑、集落、水辺、海岸、湾岸、埠頭、月など
山夜景といえば、日本3大夜景(函館、神戸、長崎)をまっさきに思い浮かべる方も多いでしょう。その名の通り、山から観る広がりのある街の明かりのことで、その見え方からパノラマ夜景と称されることもあります。水辺夜景に関しては、さらに細分化されて、海岸、湾岸、埠頭などさまざまな呼ばれ方をします。水面に建物や自然物が映りゆらぐ様子を眺めていると自然に心も落ち着いておだやかな気持ちになれます。ヒーリング効果が抜群ですし、アクセスしやすいスポットも沢山あるのでとてもオススメです。
そして、月明かりに照らされる街や道も私たちが日常で出会える夜景です。でも毎日出会えるわけではありません。天候に左右されるのはもちろんですが、気持ちにも左右されます。「今日は月や星が綺麗だな」と思える日は、空を見上げる心の余裕があるときだし、美しいものに反応する感度が高くなっている証なのです。月明かりの夜景に出会えた時には素直に自分の心と向き合ってみるのも良いのではないでしょうか。
夜景は色彩心理とも密接に結びついています。色彩心理による分類方法もありますので、また別の機会にお伝えしたいと思います。
>> 夜景はさまざまな要素で成り立っている