第2ステップ:具体的に褒める
会った瞬間に褒めてみよう!
特に、女性が髪形を変えたり、いつもと違う服装をしているときに、その変化に気付いて、褒めることができれば、効果大です。普段から、ちゃんと相手のことを見ていることが伝わります。
これも練習としては、たとえば、趣味のサークルの会合で会う女性に、「髪切った?似合うね」とか、「今日の服、上品な華やかさがあってとっても素敵ですね」などと言ってみましょう。
友人知人相手だと、まだ恥ずかしくて言い難い場合は、<第1ステップ>のときのように、接客業の人に試してみましょう。和服を着た和食レストランの従業員さんに、「その着物、すごくお似合いですね」と伝えたり、受付や案内業務の係りの人に、「感じの好いサービスで、笑顔が素敵ですね。また来ます」とか、「香水の香りがとても素敵ですね。何ていう銘柄ですか」と話してみたり。相手から嬉しいリアクションが返ってくれば褒めることが楽しくなってきて、その技術もより磨かれていくことでしょう。
第3ステップ:事実だけではなく、主観を伝える
周囲の人を自然に褒められるようになったら、次は気になる相手にチャレンジです。好意を伝えるのであれば、ただ単に相手を褒めるだけでは足りません。相手を評価しつつ、自分がどう感じているかを伝えるのです。美人に「キレイですね」と言うだけでは、あまり意味がないのです。皆が気付くようなことは、相手も過去に何度も褒められて自覚済みだからです。
たとえばカラオケで好きな相手の熱唱を聴いた後「歌が本当に上手ですね!」と褒めたとします。しかし、これでは歌が上手いという事実を述べただけです。彼女自身も分かっていること。そこで、たとえば、「歌の上手い人は多いけど、○○さんの歌を聴いていて、実は久し振りにドキドキしました」と言われたら相手はあなたの気持ちに気付くかもしれません。どこまで好意を匂わすかは、あくまでも相手との距離感や関係性にも寄るので、さじ加減は大事です。
また褒める内容もルックスやファッションなど表面的なことだけではありません。趣味の良さ、センスの良さ、芸術的な才能、仕事の能力、性格の良さ、人脈や交友関係の良さ、その人のこだわりや信念、生き方など、見付けようと思うと、さまざま出てくるはずです。