マンション物件選びのポイント/マンションの間取り

誰も教えてくれない間取りの見方5. 広さの目安(2)

洗面室、浴室、トイレの必要な広さは?各水まわりスペースの目安となる広さを積み上げていくと、約8畳、約13平米必要になるんです。

大久保 恭子

執筆者:大久保 恭子

これからの家族と住まいガイド

前回「誰も教えてくれない間取りの見方4. 広さの目安(1)」に引き続き、水まわりの広さの目安をみていきましょう。


洗面室の広さは2畳

2畳あれば、洗面台、洗濯機、タオルなどの収納棚が置けます。お風呂へ入る際の衣類の着脱もかろうじてできるでしょう。マンションの間取り図に、洗面室の広さの表記はほとんどありません。住み手も造り手もこのスペースを重視していないことのあらわれかもしれません。

でも、実際の生活場面では、洗顔、化粧、洗濯、脱衣などやることがたくさんあるのが洗面室です。日常の生活行動に見合ったスペースの確保が望ましいのですが、現実には狭いことが多いようです。そのため、歯磨きは台所、お化粧や整髪はダイニングテーブルで、という家庭も多くみられます。

最近はリラクゼーションを重視する傾向にあるので、入浴後、椅子に腰かけてリラックスしながらボディケアをしたいなら、2.5畳の広さが必要でしょう。洗面室が狭くて使いにくいと、お化粧や整髪をダイニングテーブルでやるようになり、ダイニングが片付かなくなってしまいますので、ご注意を。


浴室の広さは1418

浴室は時代とともに広くなる傾向にあります。70~80平米の間取りの現在の主流は1418ですが、十数年前は1214でした。間取りについてほとんど無関心なご主人が唯一こだわるとしたら浴室で、手足を伸ばして入れる浴槽を望む声を背景に作り手は浴室のゆとりをアピールするようになりました。

90平米を超えると1620と更にワイドな空間になり、ミストサウナやTV・オーディオセットなども装備され、一大リラクゼーション空間に仕立てられています。週末ご主人は浴室にいりびたりになるかもしれません。

一人家族で60平米以下の広さで暮らす場合は、1317、1216になることが多いでしょう。それでも十数年前のファミリータイプより広い浴室です。


トイレの広さは1畳、、、次のページへ。

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