値上げ幅は全車種平均で13.5%に
一般的な自家用車は11.6%増に収まったものの、近年、最も需要が伸びている軽自動車が約20%増に。全車種の平均では13.5%の値上げとなりました。
自賠責保険の保険金の内訳
死亡時 3000万円
後遺障害 4000万円
傷害 120万円
上記はいずれも最高額ですが、最高額に達さずとも、後遺症が残り治療に時間がかかるような事故への支払いが増加中です。そのような状況により平成24年度は1400億円の赤字が見込まれることに。結果的に平成25年度の値上げは全車種のトータルで13.5%増加となりました。平成20年度の値下げ前との比較では1%程度の負担増ですが車種によっては大きく変わります。
自家用車、軽自動車で3000円以上の値上げに
平成20年度からの値上げの推移を自家用乗用、軽自動車で見てみましょう。■自賠責保険 24ヵ月 保険料
●自家用乗用(普通・小型)
平成20年度 2万2470円
1回目:平成23年度 2万4950円(差額2480円値上げ)
2回目:平成25年度 2万7840円(差額2890円値上げ)
●軽自動車
平成20年度 1万8980円
1回目:平成23年度 2万1970円(差額 2990円値上げ)
2回目:平成25年度 2万6370円(差額4400円値上げ)
平成25年度の値上げでは、自家用乗用車が11.6%、軽自動車が20.0%のそれぞれ値上げになり、保険料が家計を圧迫する状況が続いています。
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