ドイツ風にクリスマスを祝うのなら 「アドベントクランツ」
皆さんは「Advent Kranz(アドベントクランツ)」をご存知ですか?アドベントクランツとは、簡単に言えばクリスマスリースに4本の蝋燭を立てたものです。アドベントとはキリスト教会において、イエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことであり、日本語では「待降節(たいこうせつ)」と呼ばれます。
アドベントと言う言葉はラテン語のAdventus(=アドべントゥス)から来たもので、
「キリストの到来」を意味します。ちなみにKranzはドイツ語で「花の輪」の事です
クリスマスに玄関や入り口にクリスマスリースを飾るのは魔よけや豊作を願うためだと言われておりますが、実はこの「アドベントクランツ」が現代の壁に掛ける「クリスマスリース」の原型になったという説もあるのです!
ドイツでは、11月末からキリストの誕生日の12月25日までの4週間を「アドベント」と呼びクリスマスの準備をします。そして毎週末、アドベントクランツに立てた4本のロウソクの1本づつに火を灯し待降節を祝うのです。
元々ドイツの教会では祭壇の上の天井からアドベントクランツを吊り下げていたそうです。その後、一般家庭でもアドベントクランツを飾るようになりましたが、天井から吊るすのは大変なのでテーブルに置くようになり、テーブルの上にあると食事の時に邪魔にだからロウソクを外し壁に掛けるようになったと言われております。
これがクリスマスリースの始まりだとか? 本当なら面白いエピソードですよね!
アドベントクランツの作り方は基本のクリスマスリースに4本の蝋燭を立てるだけです。是非今年はクリスマスリースではなく、アドベントクランツを作ってドイツ風にクリスマスを祝ってみてくださいね!