学習・勉強法/小学生の勉強方法・学習習慣

子供を社会科好きにする学習習慣

小学校で習う社会科の教材は、教科書や参考書だけではありません。新聞やニュースなど身近なところに教材はたくさんあります。それを保護者がどう活用するかが、お子さんを社会科好きにするポイントです。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

「公民」対策には新聞やニュースを

納得感こそが、知識の定着には不可欠

納得感こそが、知識の定着には不可欠

小学校で習う社会科は「歴史分野」「地理分野」「公民分野」の3分野。社会科の授業は、「また新しいことを覚えることが多い」とうんざりしているお子さんもいるのではないでしょうか?

その中でも、「公民分野」は、なじみがなく難しく感じる内容や語句も出てくるので苦手意識を持たれる分野です。

しかし、難しく感じる語句も毎日のように新聞やニュースで登場してくるものがほとんどで、私たちの生活に根ざしたものです。

現在の日本は民主主義という考え方で政治が行われています。民主主義とは、国民の一人ひとりが主役の政治ということです。つまり「公民分野」で学ぶ政治は、誰かがやっているものではなく、私たち一人ひとりも参加しているのです。

ふだん私たちが楽しんでいるスポーツやゲームもルールを知らないと参加することもできませんし、面白くもありません。つまり「公民分野」は私たちの日常生活の中で参加している政治のルールを学ぶものなのです。

政治での一番大きな決まりは日本国憲法ですが、憲法だけでは細かなルールを決められませんから、さまざまな法令がつくられます。法令をつくるときに一般の人から意見を募集するパブリックコメントには、年齢制限がありませんから、小学生であってもパブコメを通して意見をいうことができます。

「公民分野」は授業をしっかりと聞いて、自宅で復習する以外にも、新聞やニュースでも学ぶことができます。新聞やニュースには具体的な事例が毎日のように出ていますから、「なるほど」とか「そういうことだったのか」といった納得感を得ることができるでしょう。この納得感こそが、知識の定着には不可欠です。
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