2. たんぱく質と野菜の摂取
お正月は糖質の摂取が増える一方で、肉・魚などのたんぱく質食品や野菜の摂取が極端に少なくなり、栄養バランスが崩れがちです。ダイエットにおいて大切なのは、「食べる量を減らす」ことや「ダイエットに良いものを集中的に食べる」ことではなく、「バランス」を維持することです。
各栄養素はお互いにサポートしあうことで初めてそれぞれの栄養素の働きを発揮できるので、あらゆる栄養素がまんべんなく揃っていることで脂肪燃焼も活発になります。お正月は糖質の摂取だけに極端に偏ることが体重増加の最大の原因です。代謝を維持する筋肉の材料となるたんぱく質も、そして代謝機能を活発に促進するビタミンやミネラルを豊富に含む野菜も毎食きちんと食べるように意識しましょう。
3. イソフラボンの摂取
イソフラボンは女性ホルモンに化学構造が似ていることから植物性エストロゲンとも呼ばれ、更年期障害や生理不順、骨粗鬆症などに効果があると、今盛んに研究が進められているフィトケミカルです。エストロゲンと同様の作用があることから、摂食抑制効果や内臓脂肪の蓄積を防ぐ効果があると期待の高い成分で、女性ホルモンのバランスが崩れている女性に人気があります。イソフラボンは、大豆、緑豆、納豆、味噌、豆乳、豆腐などに豊富に含まれています。意識して摂取しましょう。
お正月太りを最小限に食い止めるためには、お正月中の食事が糖質に偏らないように毎食バランスよく食べることが最も効果的です。お正月料理のマイナス要素を先に知っておけば対策も容易です。お正月料理=太る、と認識するのではなく、お正月料理をストレスなく楽しむために先手を打ち、楽しいお正月休みをお過ごしください。
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※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。