教育資金はどう貯める?

教育資金の目標額を決めたら、次は「どう貯めるか」です。最もラクなのが、毎月コツコツ貯める方法(+ボーナス月に増額)です。

例えばお子さんが中学を卒業するまでの15年間で、元本だけで300万円貯めることを目標とすると、積立額は下記のようになります。
  • 300万円 ⇔ 1万6700円 × 12カ月 × 15年
あるいは、毎月1万円でボーナス積立を組み合わせる場合はこうなります。
  • 300万円 ⇔ 1万円 × 12カ月 × 15年 + (ボーナス4万円×2回) × 15年
これを見ていただいてもわかりますが、児童手当分(今の制度で変わらなければ15年で200万円前後)に少々親がプラスをすれば、300万円は決して貯められない金額ではないでしょう。

教育資金の貯蓄に向く商品としては、財形貯蓄(勤務先が制度を導入していれば)や学資保険、自動積立定期、投資信託の積立などです。いずれも天引きや保険料引き落としで確実に貯められるほか、解約などもしにくく、教育資金を貯めるのにはぴったりです。ただし、投資信託の積立は元本割れもあり得ます。
 

教育資金のベースは中学卒業までに

前項の例でも、教育資金を15年で貯める試算にしましたが、筆者は教育資金の準備のめどを15歳までに付けることを推奨します。その理由は3つあります。

理由の1つ目は、高校以降は塾通いなどもあって家計的に貯めにくくなるため、15歳までにベースを作っておきたいためです(注:私立中学などの場合は前提が異なります)。

2つ目が、15歳をめどにベースを作る覚悟で準備を進めておけば、急な進路の変更などにも対応しやすいため。筆者自身が体験したことでもありますが、予定外に中学から私立になった場合でも、早めに準備をしておくことで資金計画の変更が可能です。つまり、選択肢を広げることができます。

最後の1つは、教育資金の大まかな準備を終えて、老後資金準備を行う時間を確保するため。生活コストの上昇や年金受給の減少、医療・介護の負担増など、しっかりと老後資金を準備しておく必要に迫られています。

こども保険・学資保険で貯める場合も、過去の標準利率引下げで保険料が上がり、最近は10年、15年など短期払いが中心になっています。

教育資金の準備のめどが15歳前後で付けば、その後は老後資金の準備や住宅ローンの繰り上げ返済にお金を回すことができます。末子が15歳だと、親の年齢も40代が中心でしょうから、セカンドライフに向けた準備を始めるのにはちょうどいい年齢だと思われます。

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