体を動かすタイミングは?
年末年始は飲み会の機会が多いなど、座り続けて腰が重いという人も
一般的なぎっくり腰は、痛みが軽減して起き上がり歩くことが可能になった頃に腰部に働きかけるエクササイズを行うと、さらに症状が楽になる場合があります。最初から頑張り過ぎずに、少しずつ体を動かしてみましょう。
起き上がるのが怖い時は?
ぎっくり腰は痛みが強いため、立ち上がるのも恐々……抵抗を感じるようになることがあります。実際に動かし始めは、痛みが伴うことがあります。ですが、動かしていくうちにその痛みは軽減していくことが多いです。痛めた部位に硬さが生じていたり、腰を支える筋肉の血行が滞り、緊張した結果の痛みである可能性があるため、動かしていくうちに血流が改善し柔らかさも出て、痛みが緩和されるのです。
とはいえ、「痛いものは痛いし、怖いものは怖い!」という場合は、起き上がる際に何かしがみつけるものを用意しておきましょう。近くに無い場合は、ゆっくりと四つんばいになり、その場所へ移動します。
四つんばいに近い姿勢で痛みを逃し、そこから立ち上がる姿勢を整えます
軽く擦る程度の刺激です。強いと痛くなるかもしれませんので要注意です
周囲の人に骨盤を抑え支えてもらうのもよいでしょう
痛みが少し出る、という人は、下記のエクササイズを行ってからの方が、楽に感じることもあります。
痛みもなく上半身を起こせた人は、続けて立ち上がり動作に挑戦してください。
腰部の回復を助けるエクササイズ
このエクササイズは、動かし始めは痛むかもしれませんが、ゆっくりと繰り返しているうちに痛みが消えていくことも多いです。痛みが強まる様であれば、中止してください。
腰を曲げると痛む人は、最初は腰が張ったように感じるかもしれません
じんわりストレッチしますが、手の位置で伸び具合を加減して下さい
初めはおへそと床の距離が離れているかもしれませんが、柔軟性がでてきます
「1」~「3」を3回~5回ほど繰り返して行います。1日に数回できるとさらに効果的です。
ぎっくり腰の症状が徐々に回復していっても、ある状態からは改善がストップしてしまい、痛みや違和感が残るといった場合があります。その時は、整形外科を受診して下さい。筋肉の硬さが残っていると、再発の要因にもなりかねませんので、ご紹介したエクササイズは、習慣的に続けておきましょう。