肌に負担を限りなくかけないことが大切
敏感肌さんは、普通の人にとっていい成分であっても反応してしまったり、ちょっと乾燥や皮脂が多くなったりするだけで肌トラブルに発展したりと、かなり微妙な状態にあります。まずは肌の基礎体力を正常なところまで持っていくように心がける必要があります。
本当に必要最低限の成分、「保湿」そして「保護」。
これをお金をかけずにかなえるのはさほど難しくはありません。
化粧水とクリーム代わりのオイルがあれば十分です。
■100円ショップの化粧水
意外ですが、成分的には100円ショップの化粧水のほうがシンプルですので、敏感肌向きだったりします。高価な化粧品で肌が荒れる人も、100円ショップのものを使ったら嘘のように悩みがなくなった、というハナシを聞いたこともあります。
もっと言えば、保湿さえできればいいのですから、お菓子作りなどで保湿剤の役割も持つ「砂糖」を使って、「限りなく薄めた砂糖水」を化粧水代わりにすることもできます。別にアリが寄ってくることはないのでご安心を。
これぞ最強のシンプルケア。
■クリーム代わりのオイル
ただし化粧水だけではすぐに水分が蒸発しますし、外的ストレスからは防御できません。そこで、なるべく植物オイルの使われていないベビーオイルを使います。ダイソーなどに売っているもので十分です。
植物オイルは肌にいいイメージがありますが、そのぶん敏感肌の人にとってはアレルギーの原因にもなりかねません。食用であれば不純物も含まれているものも少なくないのでなおさらです。
肌に害がなく、酸化しにくく、精製されたオイル……となると、やはりミネラルオイルに行き着きます。
基本的に天然のオイルは水分と違って肌に吸収されやすいため、化粧水よりも影響がモロに出ます。ミネラルオイルは体内に吸収されずに皮膚の上に膜を張るだけなので、毒にも薬にもならずに膜を張るだけ、というのがミネラルオイルです。
敏感肌さんはまずマイナスをプラマイゼロに持っていくのが重要ですから、しばらくは「肌に負担を限りなくかけない」ということを念頭においてください。
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