フランチャイズで独立/タイプ別フランチャイズ(FC)

50万円で起業できるフランチャイズ、その理由は?

50万円で起業できるフランチャイズについて、具体的な例を2社挙げ、50万円で起業できる理由やフランチャイズ本部の違い、フランチャイズの検討方法についてご説明します。

執筆者:三枝 宏年

会社に縛られることなく、転勤も定年もない、自分の自由な時間に働き、家族との時間もこれまで以上に作ることができる。自身の自由な生き方を手に入れるための選択肢「起業」
 
誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
 
しかし現実はシビアなもの、起業にはリスクもつきものです。
 
実際に「起業の平均寿命は7年」だというデータもあるように、(日経ビジネス紙 2009年2月11日水曜日版より引用)会社の未来は誰にもわからないのです。

 

フランチャイズで起業する

  • リスクを少しでも軽減できる方法があるとしたら?
  • 確立されたビジネスモデル、ブランド力、商品力を始めから手にすることができたら?
  • 経営に行き詰まった時、分からないことに直面した時に、信頼できる相談相手がいてくれるとしたら?

これらの問題を解消できる起業方法は、フランチャイズです。
もちろん商品展開や戦略の制約により、経営の自由度はある程度縛られることも事実ですし、ロイヤリティーの支払いも発生します。しかし起業のリスクが大幅に軽減され、手厚いサポートを受けることができ、未経験でも経営できるという点では確かに魅力的です。

 

自己資金50万円で起業できるフランチャイズ

フランチャイズでサポートが受けられるとはいえ、起業は起業です。
事業を興すには、資金が必要となります。
フランチャイズ各社の情報を見ると、自己資金は100万、300万~・・・と企業によって様々な金額設定があります。
 
しかし特定のフランチャイズで起業するのであれば、自己資金50万円以下に納めることができます。起業する際にかかる費用としての50万円は、かなり低い自己資金です。
どうしてこのような低い自己資金で起業することができるのでしょうか。
ここでは、実際に50万円以下で加盟できるフランチャイズ本部を2社、例に挙げて見てみましょう。

 

1.ハウスクリーニング「おそうじ本舗」

おそうじ本舗ロゴ

おそうじ本舗

生活支援や福祉介護サービスを請け持つ大型企業。
長谷川ホールディングスグループ(1997年設立)が経営するハウスクリーニング事業。全国47都道府県に展開しており、現在では約1000店舗まで事業拡大。
 


メリット

  • 無店舗、無在庫で始められるためリスクは低い。
  • 「掃除」という技術職のため、商材に頼らないサービスを提供できる。
  • ブランド認知度が高いため、開業当初からある程度の集客が見込める。

デメリット
  • 安定収入だが客単価が決まっている。
  • 参入障壁が低いため、エリアによっては競争が起こる可能性がある。

2.高齢者向け配食サービス「まごころ弁当」

まごころ弁当ロゴ

まごころ弁当

株式会社シルバーライフ(2007年設立)が展開する配食サービス。
強みは商品力・原材料の仕入れ力。特に仕入れに関しては、契約農家から旬な食材を仕入れられる流通ルートを持つ。


メリット

  • 「ゼロプラン」という仕組みにより、加盟金・保証金・研修費・ロイヤリティ・システム費が全額免除される。
  • 高齢者へ向けたメニューに力を入れており、管理栄養士と共同で開発しているため、利用者を飽きさせない。
  • オープン前後に運営指導や営業同行のサポートがある。開業後も、スーパーバイザーによる指導あり。

※「ゼロプラン」・・・加盟金、保証金、研修費、ロイヤリティ、システム料がすべて免除されるプランのこと。このプラン適用には審査があります。
 

デメリット
  • 安定収入だが、規模を拡大するにはある程度の営業が必要。
  • 軌道にのるまでオーナー単独で運営する場合がある。 
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます