「恋人がいない」「誰にも誘われない」といった一人ぼっちで迎えるイベントを、難しいかもしれないけれど、でも、できるだけ気持ちよく過ごすための考え方や方法を提案します。
どうして寂しいんだろう
寂しく感じてしまうのは仕方がないけれど、「クリスマスだから恋人と過ごさなきゃダメ」というのは単なる思い込みかも
「クリスマスは恋人と過ごすもの」「お正月は家族と迎えるべき」「イベントを一人で過ごすなんて寂しい人」といった情報が世の中にはあふれています。そんな情報に触れ続けていれば、いつの間にか「みんながそう思うのだから、そうなんだ」「みんながそうしているのだから、そうしなくてはいけないんだ」と無意識のうちに思ってしまうもの。あなた自身はそんなふうに思っていなかったのに、勝手に刷り込まれているだけかもしれません。
もちろんそれがわかったからといって、簡単に寂しさが抜けるものではないし、イベントとは無関係に一人が寂しいときだってあります。でも、イベントシーズンだけ感じる極端な寂しさは、周りに影響されている部分が大きいと気づくと、気持ちが少しラクになるはず。
周りの人から「一人ぼっちでクリスマスを過ごしているなんて寂しい。可哀想」と思われることを気にかける人も、同じです。その考え方こそがイベントシーズンの過ごし方の固定観念に縛られているのだと気づくこと。それが「寂しい」「可哀想」と思うのは周りの人で、自分がそう思わないのであれば、気にする必要はありません。それにあなたが思うほど、周りの人はあなたのことを見てはいないもんですよ!
ネガティブな感情に流されそうになったら、自分の心になぜそう思うのか、自分はどう思うのか聞いてみること。「周りに流されてただけか」「自分はこういう過ごし方が好き」と客観的に眺められると、イベントシーズンだからとヤキモキせずに済むかもしれませんよ。
次のページでは、イベントデーの具体的な過ごし方を提案します。あなたなら、やさぐれる? それとも、楽しんじゃう?