飲み会前の食事に注意! 楽しみながらダイエット
ダイエット中は飲み会前の食事に注意
「冬は体重が増えるもの。肌を露出する春夏でダイエットをすればいいか!」なんて、冬のダイエットを諦めていませんか? でも、イベント事が多い年末年始を上手に乗り切れば、ダイエットの必要もない上にきちんと痩せられます。冬の飲み会を楽しみながら体重を増やさないコツをお話ししましょう。
飲み会が続くと体重が増える原因とは?
そもそも、飲み会で夜遅くまで飲食をすると体重が増えるのはなぜでしょうか?「夜食べたら太る」というメカニズムはもはや常識中の常識ですが、一度しっかりその原因を追究して夜の食事について考えてみましょう。夜遅い食事は何故太るの?
ビーマル1は、脂肪細胞に脂肪をため込む働きがあるたんぱく質で、その働きが最も低下する(=太りにくい)のが14時前後。一方働きが最も活発になる(=太りやすい)のは22時~2時。つまり夜遅い時間に食べたものは、同じものを日中に食べたときよりも脂肪に変わりやすいということです。
2.夜は活動量が少ない
昼夜逆転の生活をしている場合を除いて、一般的に昼間よりも夜の方が活動量は少なくなります。仕事を終えて帰宅したら、ご飯を食べてゆっくりテレビを見る等くつろぐ人も多いでしょう。忙しく動き回る日中に比べて、夜は必然的に消費カロリーが少なくなります。朝食や昼食はその後の活動である程度消費されるのに比べて、夕食は消費されずに就寝するため、消費されない分は脂肪となって体に蓄積されるのです。
3. 翌日の食欲低下・食欲増進を招く
夜遅くまで飲食をすると、しっかり体内で消化・吸収されないまま就寝する事になるため消化不良が起こります。経験のある人も多いと思いますが、消化不良のまま翌日起きると食欲がないため朝食を抜いてしまう事になり、それにより昼食と夕食が遅く・重くなり、そしてまた翌朝の食欲がなく昼食と夕食が遅く・重くなる…という悪循環に陥ってしまい、飲み会で増えた体重をリセットできないまま次の飲み会へ突入。体重は右肩上がりに増えていくのです。
太らないための飲み会前の対策は?
飲み会前のおすすめは糖質制限ダイエット
最も有効なのが糖質制限です。炭水化物ダイエットが一昔前に効果的なダイエット法として流行りましたが、今、再び名前を変えて話題になっているのが糖質制限ダイエットです。糖質制限食とは本来は糖尿病患者が糖質の摂取を制限するための食事として食べられていましたが、体重減少に効果があるという事から、糖尿病ではないダイエッターの間でも話題となりました。
糖質制限ダイエットってどうやるの?
主食を抜くのは炭水化物ダイエットと同じですが、その他に糖質を多く含む野菜や調味料、果物も極力食事から抜きます。主食以外に糖質を多く含むのは、お菓子全般。野菜は芋類、カボチャ、れんこん、とうもろこし、人参。果物はバナナ、ぶどう、柿、りんご、ドライフルーツ全般。調味料はソース、トマトケチャップ、カレーのルー、シチューのルー。このように見るとかなり食事を制限されるような気もするのですが、糖質制限を実践できるのであれば脂質の摂取はさほど気にする必要はありません。揚げ物や油っこい料理や肉などのたんぱく質食品も気にせず食べて良いので、食事全体があっさりとして満足度が低くなることはありません。
飲み会の当日は糖質制限を実践すれば、相当量の糖質を抜くことができる=摂取カロリーが抑えられるので、その日に遅い時間まで飲食をしても体重は増えにくくなります。もちろん、翌朝は前日に食べた分量がそのまま体重に反映されるため、遅い時間まで飲食した場合はその分の体重が増えてしまいますが、飲み会の翌々日には飲み会前の体重に戻っているでしょう。
さらにストイックに糖質制限をして体重が増えないよう対策を打ちたいのであれば、飲み会の最中も糖質制限を実践しましょう。難しい場合は、ご飯や麺類、パン類などの主食を抜くだけでも効果大です。
油を摂取しても糖質制限すれば痩せる理由
ご飯1杯で約250kcalほどなので、主食を1日3食抜いただけでもおおよそ700~800kcal近くのカロリーを抑えることになります。揚げ物を摂取したり夜に多少ハメを外しても体重が増加しないのはそのためです。お菓子やジュース類の摂取、ご飯好きに加えて砂糖やみりん等糖分を含む調味料を和食で多用することもあり、日本人は他の国に比べて糖質の摂取が多いと言われています。
ダイエットだけではなく、現代人は誰もが多少の糖質制限をする位が美容と健康のためには大切です。特に、いつもご飯中心でおかずがない食事だったり、麺類を好んで食べる人は糖質を摂りすぎているので要注意ですが、反対に考えれば糖質制限の効果も出やすい、と言えます。
飲み会前の糖質制限の対策で体重増加を食い止められたら、ぜひ、飲み会以外でも実践して日々のダイエットに活用してみてはいかがでしょうか?
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