アイルランド/アイルランド基本情報

どこに行く?どう回る?アイルランド旅行モデルコース(4ページ目)

日本から遠く離れたアイルランドへ旅行に行くなら、行きたい所、 見たいもの、やってみたいこと、食べたい飲みたいものすべてを満喫して、心行くまでアイルランドを味わいましょう。人気スポットを中心にアイルランド国内のモデルコースをご紹介します。

執筆者:原 貴子

ダブリンから遺跡へのデイトリップ

グレンダロッホ大

保存状態が良いことでも有名な遺跡・グレンダロッホ

ダブリンから少し足を伸ばせば、緑に囲まれ神秘的なアイルランドらしいスポットに出会えます。しかも乗っているだけで着いてしまう気楽なバスツアーが充実しているので、これを利用しない手はありません。

■タラの丘
tara小

2007年に行われたイベントの際には1500人が集まり、人文字で「SAVE TARA VALLEY」を表現。その保存を訴えた

ケルト文化の全盛期に王がここにいたと言われ、アイルランドの政治と文化の中心地だったとされる場所。またアイルランドの聖人セントパトリックはケルトの聖地であるこの地からカトリックの布教をはじめたとも言われています。今では要塞跡と思われる土塁や、かつて王の戴冠式が執り行われたとされる石の王座などが残るのみの広い草原といった様相を呈していますが、何もないからこそ、心はいにしえの時へといざなわれます。

■ニューグレンジ
紀元前、それもあの有名なイギリスのストーンヘンジやエジプトのピラミッドより前につくられたとされるアーチ型天井の建物。誰が何のためにつくったのか未だ謎のままで、冬至の夜明けのみに太陽の光が建物内部への細長い通路に差し込む設計など、とにかく謎に包まれた神秘的なスポットです。このあたりボイン渓流の一帯は考古学的見地から重要な意味を持つとされ、世界遺産にも登録されています。タラの丘とセットになったおトクなツアーがあるので要チェックです。

■グレンダロッホ
大聖堂

石の外壁を残すのみの大聖堂

森と湖に囲まれる初期キリスト教の7つの教会と大聖堂跡は、なんともアイルランドらしい風景で自然に溶け込むようにひっそりとした佇まいに癒されます。森の中や湖周辺をまわるウォーキングコースがあるのですが、こちらもほどよい距離とアップダウンで◎。バスツアーでも、教会群を見た後にちょうどウォーキングできるくらいの時間があるので、ゆっくり森林浴が楽しめます。

せっかくだから電車に乗ってみたいという人は、電車(DART)で海辺の街、ブレイやホースに行くのもおすすめですよ。今回は人気のスポットやエリアを中心にモデルコースをご紹介しましたが、まだまだアイルランドには魅力的な地方都市や、自然公園などがたくさんあります。便利なバスツアーなどと組み合わせて、気になるエリアに足を伸ばし、アイルランドを満喫してくださいね。

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