アイルランド/アイルランド基本情報

どこに行く?どう回る?アイルランド旅行モデルコース(2ページ目)

日本から遠く離れたアイルランドへ旅行に行くなら、行きたい所、 見たいもの、やってみたいこと、食べたい飲みたいものすべてを満喫して、心行くまでアイルランドを味わいましょう。人気スポットを中心にアイルランド国内のモデルコースをご紹介します。

執筆者:原 貴子

まずはダブリンを散策

トリニティ

校内は広く、緑も多いトリニティカレッジ

ダブリン観光の最初には、世界で一番美しい本と名高い聖書の装飾手写本『ケルズの書』を見に、アイルランドでもっとも歴史のある大学トリニティカレッジへ。平日であれば、校内に学生さんがたくさんいるので、ちょっとした留学生気分も味わえますよ。『ケルズの書』のほか、書庫「ロングルーム」の雰囲気も別格です。

シャツ

Tシャツをはじめ、旅の思い出になりそうなものがいろいろ

トリニティカレッジの後は、旬のお店が一通り集まる歩行者天国グラフトンストリートへ。周囲にはアイリッシュモチーフのジュエリーやリネン、セーターなど、アイルランドらしいものを取り揃えたお土産屋さんもたくさんあるので、ここでチェックしておくのもおすすめです。またグラフトンストリートは、ミュージシャンやパフォーマーが多くいることでも有名。運が良ければレベルの高いアイリッシュミュージックをすぐそばで聞けるかもしれません。

トリニティカレッジ側からグラフトンストリートを進んでいくと、道の終わりにはダブリン市民の憩いの場、セント・スティーブンス・グリーンもあります。こちらの公園はとにかく大きく、その広さはなんと9ヘクタール。園内の池に集まる鳥を眺めたり、アイルランドが輩出した文豪ジョイスやイェーツの像と記念撮影をしてみたり、思い思いに時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

パトリック小

晴れの日はセントパトリック大聖堂横の公園でランチにサンドイッチを

次は、ダブリンを代表する2つの大聖堂へ。トリニティカレッジに背を向ける形でデイムストリートを進み緩やかな坂を上っていくと、はじめに右手に現れるのがクライストチャーチ、さらに道なりに進んでいくと左手にセントパトリック大聖堂があります。セントパトリック大聖堂は、アイルランドで最大規模を誇り、『ガリバー旅行記』の著者スウィフトが司祭を務めたことでも有名です。

このあとはこの日の目玉、ギネスストアハウスへ。セントパトリック大聖堂からは徒歩で15分ほどの場所にあるこの建物は、もと
工場小

ビールは水が命、とばかりに大掛かりな展示

もとギネスの発酵所だった建物をリノベーションしたのだとか。ギネスの歴史、醸造工程、広告コレクションなどが一堂に会する、アトラクション的要素が高いこの施設は、中のつくりもとにかくスケールが大きく、大人も子どもも一緒になって楽し めます。でも大人が何よりうれしいのは、ダブリン市内を一望しながら 最高に新鮮なギネスを最上階の展望台で飲めること(入場料16.50ユーロにここでの飲み物代が含まれています)。 工場直送だけあって、味は別格です。これまでのギネス観がひっくり返る事間違いなし。

ギネス小

ハーフパイントでもオーダーできるので、お酒が強くない人もぜひ

その後はやはり、ダブリンの中心にあるバーが数多く集まるにぎやかなエリア、テンプルバーで飲みましょう。午後、または夕方にダブリンに着くスケジュールでしたら、いきなりですが、まずはテンプルバーでギネスを一杯飲んでほしいくらい。アイリッシュミュージックの生演奏やギネスビールの新鮮さに、アイルラン ドに来た事を実感できるはず。

そのほか、ケルトの美術の至宝として有名なタラブローチが展示されているアイルランドの国立博物館やアイルランド独立の歴史を語るキルメイ
テンプル小

常に人で賑わう人気のエリア・テンプルバー

ナム刑務所、独立をめぐるイースター蜂起の舞台にもなった中央郵便局など、ダブリンはコンパクトながら見どころがたくさんありますので、観光には丸2日はほしいです。

さて、次は地方への旅ダブリンから遺跡へのデイトリップを計画しましょう。
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