昼間も快適な高齢者の寝室
写真9.ソーラーパネルと連動したLED照明
写真10.樹木をライトアップした中庭
本来LEDは直流で点灯するのですが、一般の電力は交流で給電されるため、直流を交流に変換する電源装置をLED器具やランプに内蔵させています。
ここではソーラーパネルの発電は直流のため、LEDも直流点灯にすることで電力のロスを減らす試みを行っているわけです。
また、晴れている日はより明るく、曇りや雨の日にはやや暗くなり、夜になれば消えるという自然光に応じた光をまるでトップライトのように1階に取り込んでいます。(写真9)
夕暮れになると中庭の樹木のライトアップや石段の周囲が間接照明で柔らかく照明され、中庭の夜景を室内から楽しむことも出来ます。(写真10)LEDのコンパクトさを生かした照明演出で、低温にも強く、従来光源に比べると誘虫性も低いので、屋外照明での演出にも適しています。
LEDというとデジタルな光で、高輝度で、指向性が高いことも特性ですが、「くらしのあかり館」では、必要に応じて光を和らげ、内装材との組み合わせにも配慮されているせいか、和の暖かみが感じられる雰囲気となっていました。
【関連記事】
「積水ハウス住まいの夢工場 オールLED住宅1」
「LED電球と普通電球、明るさの違いは?」
「LED電球の配光を選ぶ」