Facebook、Twitter、mixiなどのSNSでトラブル発生中
うわ~あの芸能人とつながれる!
「実名登録」には「ほかの人も実名なのだし」という安心感を持つことと同時に、「トラブルに巻き込まれたらイヤだな」という不安も持つでしょう。利用していく上で、楽しみがほとんどで何も困ったことが起きなければよいのですが、何か起きた場合に「実名」であることは苦悩の種になるかもしれません。
設定により、小さなグループに属しているだけにしたとしても、つながる相手がオープン設定にしている場合、投稿したものがオープンになってしまうことも考えなくてはなりません。つまり、自分としてはクローズの情報のつもりでも相手の設定によってはオープンになってしまうのです。
当然、「個人情報」に関しては細心の注意が必要です。具体的な住所や学校、勤務先などは出さないほうがいいでしょう。思いがけないストーカー被害に遭うかもしれないのです。「これくらいなら分からないよね」と思っていても、「よく行くパン屋さん〇〇の△△パンが美味しい! 近いからしょっちゅう行きます」と書けば、ネット時代ですから、簡単に場所が特定されてしまうでしょう。
自分が出す情報は自分がコントロールすること(書かないこと)ができますが、他人からの情報はどうでしょう? 「実名」が基本だから、相手の書いてくることすべてに「ウソ」はないと思い込んでしまわないでしょうか? 素直すぎる人、疑うことを知らない人、ある意味世間が狭い人、深く考えないでストレートに受け取ってしまうような人は警戒が必要です。
多くの人が経験しており、ほとんどの人が「これはウソだろう」「怪しいメールだから無視しよう」と、事なきを得るのですが、中には信用してしまう人がいるのです。「初めての知らない人からの」連絡なのに、メッセージの内容を本当だと信じてしまう……。それが、実は大ウソで、後でとんでもない高額な請求を受けることになってしまうのです。次ページでは具体的な例と対策をご覧ください。