今日もあの人の長話にうんざりしていませんか? 

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気がつけば、いつも同じような長話に付き合わされているような・・・・・・

あの人と会話をすると、いつも同じような話をぐるぐる。「この前も聞いたんだけどなぁ」「いつまで続くんだろう」と嫌気が差し、ついつい時計が気になってしまう・・・・・・。

あらゆる人間関係のなかに、このような「つい話が長くなってしまう人」はいると思います。普段、そんな人との対話は、どのようなパターンになっているでしょうか?

・ 話が終わるまで、何時間も付き合わされている
・ 適当な理由をつけて、つかまらないように逃げている
・ 「またその話!?」と冷たく対応し、後になってから自己嫌悪している
・ 「こうしたら?」と何度もアドバイスしているのに、実践してくれたためしがない

こんなパターンになっている人も、結構多いのではないかと思います。

さらに、長話に疲れてうんざりした顔を見せると、「ちゃんと話を聞いてくれない!」「いつも適当に聞いてるんだから!」と逆ギレされ、やりきれない気持ちになっている人も多いでしょう。

話し手がいちばん受け止めてほしい思いとは? 

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いつも長話になるのは、「話の聞き方」に原因があるのかも

あの人は、会うたびになぜ長話をするのでしょうか? 実は、聞き手が話し手の「いちばん聞いてもらいたいこと」をちゃんと聞いていないときに、話が延々と長引いてしまうことがあるのです。

たとえば、「今日こんなことがあってね、あんなことされてね・・・・・・」と、毎日のように同じような噂話や苦労話をまくし立てる妻。こうした女性はけっして珍しくありませんが、妻が聞いてもらいたいのは、本当に「その話」だったのでしょうか?

たとえば、「これ○○のブランド店で買ったの」「○○に旅行に行ったんだ」などと、ブランド品や海外旅行の自慢ばかりを繰り返す友人。その友人が本当に聞いてもらいたいのは、「その話」だったのでしょうか?

実は、それぞれの長話の裏に、相手に気づいてもらいたい「ある思い」が隠されているのかもしれないのです。

長話を続ける妻がいちばん気づいてほしい気持ち 

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妻が、いつも同じような苦労話をし続けるのはなぜ?

近所の長話をする妻には、そんな表面的な話題よりも、もっと夫に聞いてもらいたいことがあったのかもしれません。

長話を聞きたくない夫は、「あ、そう」「へ~」となどと適当な返事をしながら、受け流してしまうもの。あるいは、「こう考えたら?」「こうしてみたら?」と助言し、さっさと会話を切り上げてしまおうとするものです。

しかし、夫がそんな調子で対応していると、会話に満足できない妻は、「だからね」「そうじゃなくて」・・・・・・と言いながら、ますますエピソードを長引かせてしまいます。それでも、適当な対応を繰り返していると、「結局、この人には私の気持ちを分かってもらえない」という絶望感に至り、妻は心を閉ざしてしまいます。すると、長話どころか、夫に話をする気すら起こらなくなります。これが、夫婦の亀裂の始まりです。

では、夫はどんな応答をすればよかったのでしょうか? もちろん、答えは一つではありませんが、たとえばこんな対応はどうでしょう。

グチを言わずにはいられない妻の心情を理解する一言を返してみること。「そうか。そんなにつらい思いをしていたんだね」「頑張ってたんだね」といった言葉を投げかけると、妻の心には「分かってくれた」という思いが浮かぶでしょう。

このように、エピソードの奥にある深い気持ちを理解されると、心のモヤモヤが晴れてすっきりします。これをカタルシス効果と呼びます。この効果が得られれば、深い感情が受け止められる安心感を感じ、もはやエピソードを長々と説明し続ける必要もなくなります。

加えて、「頑張っているのに、いつも一人にしていてごめんね」「頑張り屋の奥さんを持って、ボクは幸せだよ」・・・・・・こんな愛情あふれる言葉を投げかけてみてはどうでしょう? エピソードをまくし立てていた妻は、次のセリフを飲み込み、言葉なんていらない幸せ感に包まれるのではないでしょうか。

「そんなキザなセリフ、とても言えない!」と赤面するかもしれませんが、「君が大切」「愛している」といったパートナーからのメッセージは、最高の承認です。パートナーからそれを得られたなら、もはや日々の苦労や不満を、言葉で長々と伝える必要もなくなるのです。


終わらない自慢話の裏に隠された思い 

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自慢話に付き合うことだけが、友情でしょうか?

自慢話が止まらない友人についても、同様です。友人は、終わらない自慢話をなぜ続けるのでしょう? その気持ちの裏には、相手に知られたくないような、それでいて気づいてもらいたいような、そんな「複雑な思い」がありそうです。

そんな思いに気づいたとき、長く付き合っている友人なら、こんな一言を投げかけてみてもいいかもしれません。「うらやましいね。で、“いちばん欲しい物”はもう手に入ってるの?」・・・・・・こんな不意の一言に、相手は自慢話をぐっと飲み込むでしょう。

買った物や行った場所など、表面的な事柄ばかりを自慢するのは、その自慢によって、ある「満たされない思い」をマスクしたいからでしょう。そんな虚勢に付き合うのも優しさですが、自慢話の裏に隠した思いに向き合うきっかけを作ってあげることも、友人だからこそできるサポートです。そのきっかけによって、相手は自慢話に逃げていた自分を振り返り、避けてきた「満たされない思い」との対峙に、一歩踏み出せるかもしれないのですから。

あなたの周りにいる「話の長い人」は、その長話の裏にどんな思いを抱え、どんな応答を期待しているのでしょう? そこに焦点を当てながら話を聞き、相手の心をつかむ一言を投げかけてみましょう。すると、無駄に長話に付き合わされる時間も、減っていくかもしれません。
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