医療保険/がん保険の基礎を学ぼう

どちらを選ぶ?定期型と終身型のがん保険(2ページ目)

死亡保険や医療保険と同じように、がん保険にも定期型と終身型がありますが、どのような違いがあり、どちらのタイプを選択すれば良いのでしょうか? がん特有の事情も踏まえて考えてみましょう。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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がん保険の特徴を活かす選択

がんになっても保障は続くのね!?

がんになっても保障は続くのね!?

がん保険には医療保険や死亡保険とは異なる特徴もあります。例えば、がんになったことがあると、新規でがん保険に加入することは非常に難しいです。定期型だと、加入後にがんになっても更新はできますが、それでも保険会社の定める年齢までしか更新できません。まだ更新可能な年齢であっても、保険料額から更新を諦めなければならないケースも考えられます。終身型であれば、加入後にがんになっても終身で保障を確保することができます。

また、一部のがん保険には「がんと初めて診断確定された時は、以後の保険料支払いが免除になる」機能の付いたがん保険があります。30歳くらいの人が終身型(保険期間:終身、保険料払込期間:終身)で加入して、保険料を50年も払い続けたら、かなりの保険料合計になりますが、もし40歳くらいでがんになってしまったら、以後は保険料を払い込む必要がなくなり、結果として少ない保険料で終身の保障を確保することができます。


がん保険は、多くの生命保険会社や損害保険会社で取扱われているので、いろいろなタイプが存在しています。定期型か終身型で判断するよりも、自分の考え方に一番あったがん保険を選べると良いのですが、がんの治療方法は時代とともに変わってきています。加入時に最適な選択ができても、将来そのがん保険の保障内容に不具合が生じてくる可能性もあります。加入後も定期的に保障内容を確認するよう心掛けましょう。


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