医療保険/がん保険の基礎を学ぼう

がんにかかるリスクと治療費用(3ページ目)

がんになる確率は1/2!? がんの治療費は300万円!? がんにかかるリスクと治療費用についてまとめてみました。乳房再建費用の保険適用化等、最新の情報も手に入れて、がんにかかっても慌てることのないよう、備えておきましょう。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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乳房再建費用の保険適用化

乳がん患者にとって乳房再建は大きな問題

乳がん患者にとって乳房再建は大きな問題

乳がん治療にて切除してしまった乳房を再建することは、切除前と変わらぬ生活を送るためにも、とても有効な手段と言われています。再建方法には主に自家再建的な筋皮弁法(患者自身のお腹の脂肪などを移植する方法)と、人工再建的なインプラント法(人工乳房を胸に入れる方法)があり、インプラント法による場合は基本的に健康保険が使えず、50~100万円程度の費用負担が生じていました。

そして、平成25年6月12日に開かれた厚生労働省の中央社会保険医療協議会にて、乳房再建に関する下記の医療機器が平成25年7月から保険適用される見込みとなりました。
  • 乳房再建術において乳房の形状を修復または形成するために埋入されるゲル充填人工乳房(アラガン・ジャパン社ナトレルブレストインプラント)
  • 乳房再建術時に人工乳房の埋入を容易にするため乳房皮下または大胸筋下に一定期間埋め込み、乳房周辺部の皮膚等を拡張・伸展させる皮膚拡張器(アラガン・ジャパン社ナトレルブレスト・インプラント)
再建方法によって体への負担や術後の違い(感覚的なことなど)はあるでしょうが、費用的な面において選択肢を確保しやすくなったことは喜ばしいことです。


がんは遺伝子の突然変異等によってがん細胞が発生することから、がんにならないようにするよりも、がんになった時に慌てないよう備えておく方が大事です。統計データ等から、がんにかかるリスクや治療費の傾向をつかみ、日頃から貯金したり、医療保険・がん保険に加入したりして、安心できる備えをしておきましょう。  


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