窓サッシの素材はさまざま。ガラスとの組み合わせで検討を

あたたかみのある自然の風合いがインテリアに馴染む(写真/イメージ)

あたたかみのある自然の風合いがインテリアに馴染む(写真/イメージ)


住宅に用いられる窓サッシの素材には、いくつかの種類があります。最も馴染みがあるのはアルミサッシ、寒冷地などで広く普及している樹脂サッシ、自然素材の風合いが魅力の木製サッシなど。いずれも建材メーカーから豊富な商品ラインナップが揃っています。

窓としての性能(断熱性や遮音性など)は、ガラスとの組み合わせがとても重要ですし、建物全体の性能も合わせて検討することが必要です。新築やリフォームの際には、立地条件や間取り含めて考慮することが大切でしょう。

木製サッシは寒さの厳しい北欧などで普及

木製サッシは、寒さの厳しい北欧などで、広く普及しているもの。日本でも、アルミサッシが普及する(昭和30~40年代)以前、木製の窓枠が多く用いられていました。日本の風土に馴染んだ素材で構成され、性能も向上した木製のサッシは、近年になって、その素材感や自然の風合いが見直され、人気も高まってきています。

一般的に木製サッシは、アルミサッシなどに比べてコストは高め。窓計画にもよりますが、住まい全体をトータルにプランニングすることが重要です。

木製サッシの主な特徴

■素材の持つ風合いやインテリア性が魅力
木製サッシは、ナチュラルなインテリアはもちろん、どんな空間にも馴染みやすく、あたたかみを感じるのが大きな魅力。輸入建材や国産の製品も揃っています。木製サッシの主な樹種はメーカーによって異なりますが、主に米松や米ヒバ、ナラ、カバ、ヒノキなどさまざま。日本の材(青森ヒバ、金山スギなど)を用いた商品も。また、それらの無垢材だけを用いたもの、集成材や積層材を使用したものなどもみられます。

窓は断熱性能を見極めて選びたい。(写真/イメージ)

窓は断熱性能を見極めて選びたい。(写真/イメージ)


■高い断熱性能。気密性を高めた商品、防火認定を取得した商品も
窓としての性能や機能を考えた場合、ガラスとの組み合わせが重要ですし、サッシ単体で考えることは難しいものですが、木製のサッシ枠の大きな特徴として、断熱性能の高いことが挙げられます。熱をほとんど伝えない木製枠部分に、結露が起きにくいのはメリットでしょう。商品によって異なりますが、複層ガラスや高断熱複層ガラス、トリプルガラスなどと、組み合わせることが可能です。

また、最近では、気密性や水密性を向上させた商品も豊富になってきていますし、防火認定を取得した商品も揃っています。

■地球にやさしい建材

木製サッシは、製造段階での炭酸ガス放出量も少なく、廃棄段階で有害物質を出すこともない、ということも特徴のひとつです。

耐久性を高める工夫が施された商品が揃う

最近では、木製サッシのデメリットと言われている、経年による塗装の劣化や腐食、木の狂いなどを克服するためのさまざまな工夫が施された商品がみられます。たとえば、充分な乾燥により含水率低くすることで、木の反りや曲がりを防いだり、耐久性を高めるため特殊加工を施したタイプもあります。

窓スタイルのバリエーションも豊富に

木製サッシは、海外の住宅デザインに馴染むスタイルはもちろん、日本の住まいにも適するタイプもみられる。(写真/イメージ)

木製サッシは、海外の住宅デザインに馴染むスタイルはもちろん、日本の住まいにも適するタイプもみられる。(写真/イメージ)


木製サッシは、各メーカーからさまざまなスタイルの商品がラインナップされており、和洋問わずどのようなデザインの住まいでも取り入れることが可能です。

輸入住宅で用いられていることも多い、上げ下げ窓や回転窓、開き窓や天窓などは、木製サッシのイメージとして馴染みのあるスタイルですが、突き出し窓や引き違い窓、大型の引き戸タイプなど、サイズも豊富に揃っています。

開閉方法、施錠方法、重さなどは実際に操作して

木製サッシでは、商品によって、開閉方法やロック機能など、一般的なアルミサッシと異なるケースも。可能であれば、ショールームなどで実際に操作性の確認することをお勧めします。サイズによっては、重さのあるタイプもみられるので、家族誰もが使いやすいかどうかなども考慮して、プランニングすることが大切でしょう。

施解錠方法はさまざま。実際に操作して確かめたい(写真/イメージ)

施解錠方法はさまざま。実際に操作して確かめたい(写真/イメージ)


日々のお手入れやメンテナンスを事前に確認しておく

木製サッシの素材の美しさ、操作性などを保つためには、メンテナンスも重要です。具体的な方法や時期など、事前にしっかりと確認するようにしましょう。

一般的には、塗装などのお手入れ、レバーやハンドルなどの金物の操作性や気密性などのチェックを。特に塗装面については、定期的な再塗装が必要です。塗装面が劣化すると木材の劣化にもつながるので、長持ちさせるためには早めのメンテナンスを心掛けること。メーカーや商品によって使用する塗料が異なりますので、購入先なども確認しておきたいポイントです。


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