商品も豊富に揃ってきた樹脂サッシ

さまざまなスタイルの窓も揃い、どんなプランにも取り入れやすくなってきた樹脂サッシ。[ロハスハウスundefined右下:APW330すべり出し窓+FIX窓+すべり出し窓/右上undefinedAPW431テラスドア+FIX窓+テラスドア/左上下undefinedAPW430undefinedウィンドキャッチ窓]undefinedundefinedYKK APundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/undefinedundefined

さまざまなスタイルも揃い、どんなプランにも取り入れやすくなってきた樹脂サッシ。[ロハスハウス 右下:APW330すべり出し窓+FIX窓+すべり出し窓/右上 APW431テラスドア+FIX窓+テラスドア/左上下 APW430 ウィンドキャッチ窓] YKK AP  

一般的な住宅に用いられる窓サッシの素材には、いくつかの種類があります。一番馴染みがあるのはアルミサッシでしょう。また、あたたかみのある自然素材の風合いが魅力の木製サッシ、寒冷地などで広く普及している樹脂サッシなども揃っており、選択の幅も広がっています。

もちろん、窓としての性能はガラスとの組み合わせがとても重要ですし、プランニングの際には建物全体も検討しなければなりませんが、最近、注目されているのが断熱性能が魅力の樹脂サッシ。各サッシメーカーからは、性能や機能もアップした商品も揃ってきており、さまざまなプランに取り入れることが可能になってきています。

エコロジーで快適な暮らしを実現するため寒冷地を中心に普及

樹脂サッシは、ドイツで生まれ、北欧や北米などで広く普及している窓サッシです。冬場の厳しい寒さの中でも、快適で省エネルギーに配慮した暮らしを実現するために開発されたもので、近年では、環境先進国での普及も広がっているといわれています。

日本の場合、全国的に普及しているのはアルミサッシですが、樹脂サッシは、北海道や東北など、寒冷地を中心に多くの方に取り入れられています。最近では、寒冷地でなくても設置するケースもみられ、窓サッシの選択肢のひとつとなってきているようです。

熱伝導率が低く、断熱性に優れるため、結露が生じにくい

フレームはスリムになりガラス面も大きく。フレーム内の中空層によって、熱が伝わりにくい。[エルスターS]undefined LIXIL undefined http://www.lixil.co.jp/

フレームはスリムになりガラス面も大きく。フレーム内の中空層によって、熱が伝わりにくい。[エルスターS]   LIXIL  
 

樹脂サッシの主な材料は、塩化ビニール樹脂。この樹脂という素材の特徴は、まず熱伝導率が低いということ。熱を伝えやすいアルミに比べ、熱伝導率が1000分の1という優れた断熱性によって、結露が生じにくく、カビやダニの発生を防ぐというメリットもあります。その他、塩害に強いこと、劣化しにくいためメンテナンスが楽なのも魅力でしょう。

また、複層ガラスや高断熱複層ガラスなどとの組み合わせによって、開口部である窓として、高い断熱性を得ることも可能。最近では、断熱性能をより高めるため、トリプル(三層複層)ガラスなどを取り入れた商品もみられるようになりました。

また、溶着加工で成型されたサッシの構造も特徴のひとつ。メーカーや商品によって詳細は異なりますが、通常、断熱性能を高めるために樹脂サッシの内部は中空層を多く持つ構造となっています。いくつもの空間があるため、熱の出入りが難しいという仕組み。また、気密性も高く、すきま風や冷気の侵入を防ぐことも可能です。音も出入りしにくいため、複層ガラスなどを用いることで、高い遮音性能も得ることができるでしょう。

成型がしやすく着色も容易。豊富な開閉スタイルとカラーバリエーション

防火性能、断熱性能を高め、狭小地における住環境を考慮した戸建て住宅に対応する防火窓。[APW 330 防火窓 すべり出し窓 オペレーターハンドル仕様]undefinedYKK APundefinedhttp://www.ykkap.co.jp/undefinedundefined

防火性能、断熱性能を高め、狭小地における住環境を考慮した戸建て住宅に対応する防火窓。[APW 330 防火窓 すべり出し窓 オペレーターハンドル仕様] YKK AP  

樹脂は、腐食しにくく、加工しやすい特徴を持つ素材。成型がしやすく、着色も容易なので、開閉スタイルはもちろん、カラーバリエーションも豊富に揃っています。一般的には、ホワイト色などがお馴染みですが、ブラックやブラウンなども。また、すべり出し窓や開き窓、引き違いやスライディング窓、テラス窓などもあるので、洋風和風を問わず、さまざまなスタイルの住まいに取り入れることもできるでしょう。

アルミよりも強度が弱いため、樹脂部分が厚みのある構造(太めの枠)となりますが、外観デザインのアクセントや引き締め効果となるケースも。最近では、フレームをスリムにしたタイプも開発され、ガラス面が拡大。明るさと開放感のある眺望を得ることも可能になってきています。

また、リフォームでも樹脂サッシを取り入れることは可能です。サッシごと交換することもできますし、既存の窓はそのままに樹脂の内窓を設けて二重窓とする方法も。断熱性を高めるためにリフォームを行うのであれば、検討してみてもいいでしょう。

一般的に価格は高め。住まい全体を考慮してプランニングを

価格面は、アルミに比べると一般的に高めなこと、また、最近では、対応できるタイプもみられますが、商品によっては、防火戸の使用が規定されている部分に用いることができないことなどもあるので、プランニングの際には、予算も含め住まい全体を考慮して、トータルに検討することが大切でしょう。

できれば、ショールームなどで、性能や機能を確認すること。専門的な部分も多いので、設計担当者と一緒に出かけることをお勧めします。また、ショールームアドバイザーの説明も参考に。性能実験などの空間展示も増えているので、実際に体感してみることも重要でしょう。商品によっては重量感もあるので、実際に開閉操作をするなどして、使い勝手をチェックすることも大切です。


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