二重内ぶたで弱点克服した、極め羽釜・第三世代
象印 炊飯器 NP-ST10-BP
独自の形状をした「羽釜」も、いよいよ第3世代。昨年に続き、伝統工芸である南部鉄器の内釜で、さらなるおいしさを追求しつつ、新たな改良で弱点も克服しました! まずは、今年の改良点をメインにご報告します。
参照:
象印 炊飯器 南部鉄器 極め羽釜NP-SS10(2011年モデル)お試しレポート
二重のふたで苦手だった保温が格段に上達!
内ふたを二枚にした「うるおい二重内ぶた」は、水分をキープして保温力を向上
おいしいご飯は十分に極めていた「極め羽釜」ですが、実は、保温が苦手なのが弱点でした。今年は、ふたの裏側にもう一枚ふたを追加した「うるおい二重内ぶた」を新たに採用。蒸気が逃げにくくなり、フタのヒーターからの熱を直接受けないため、うるおいがキープできるようになりました。実際に24時間保温をしてみましたが、炊きたてのおいしさがしっかりキープされ、美味しく頂くことができました! これはかなりの進化と言えるでしょう。
高火力を維持することで、さらに美味しいご飯が炊けるように!
また、二重になった内ぶたの効果は保温だけではありません。炊飯時にでるおねばを封じ込める効果や、さらに、炊飯中の吹きこぼれも抑えることができるため、高火力を維持することにも効果を発揮しています。たかが一枚のふたですが、今までの弱点を見事に克服しつつ、美味しさUPにも貢献している優れモノです。新モデルで炊いたご飯は、今まで以上にふっくらとし、もちもちとした食感がたまらない炊きあがりでした。
蒸気口にあった細かいパーツが無くなり、お手入れが楽に!
また、二重ぶたになったことで、ふた1枚分の手入れが追加になりますが、その代わりに、今までついていた雑穀米などのカスが調圧ボールに入り込むのを防ぐカバーが無くなりました。細かなパーツがない方がお手入れに気を使わずに済むので、これもプラス効果のひとつと言えるでしょう。
業界最速15分で炊ける「特急炊き」
超早炊きの「白米特急」は、やや芯が残る炊きあがり
「どうしても早く炊きたい」と言うニーズがあるため、各社、早炊きモードを搭載しています。従来の早炊きは、20分~30分程度が一般的。しかし象印は、超早炊きの「白米特急」に挑戦! 1合・約15分という早さは注目を集めました。実際に試してみると……やや芯が残る炊き上がり。できればあと5~10分でも蒸らした方がいいかもしれません。やはり15分では、米に水を浸水したり蒸らしたりする時間が少ないため、どうしても芯までふっくら、とはいかない様です。
ガイドが思うに、このモードのおすすめの活用は、お弁当のご飯を炊き忘れた時。炊きあがったら直ぐにお弁当箱に詰めて蒸らし状態にしてしまうこと。保温機能付き弁当箱ならさらに◎。昼には美味しいご飯になっているでしょう。
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