植える木を選ぶ
リンゴなど果樹も魅力的だが、小さな庭では枝張りがスリムな品種を
庭に木を植えようと思ったとき、花や紅葉を楽しみたいとか、実がなる木が良いとか、木を選ぶ基準はいろいろあります。なかでも一番のポイントは、地域の気候や環境にあった木を選ぶということです。庭木は小さな草花と違い、そう簡単に植え替えられるものではないからです。単に花が可愛いから、実がなるからと闇雲に木を植えると、後で大変な事になりかねないので、樹種選びにはじっくり時間をかけましょう。
植え場所と目的を明確に
また、どんな場合も忘れてはいけない点は、木を植える場所と目的を明確にしておくことです。例えば「勝手口前の目隠しに」というのであれば、常緑のヒバの類や落葉してもあまり透けないドウダンツツジなどを、「玄関前にシンボルツリー」をというのであれば株立ちの姿が美しいハナミズキやナツツバキ……というように、植え場所と目的によって樹種を絞り込んでいくことができるからです。
なお、どんな木が地域の気候にあっているのかは、ご近所のお庭が参考になるはずです。また苗木を取り扱っているお店であれば相談に応じてくれるはずですから、お店の方に一声かけてみてはいかがでしょう。