植木・庭木/庭木・花木の種類と育て方

深まる秋に、モミジを楽しむ

日に日に秋が深まり、紅葉前線もただいま南下の真っ最中。紅葉というと、真っ先に思い浮かぶのがモミジではないでしょうか。今回は、このモミジの楽しみ方をご紹介します!

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

紅葉シーズン、キタ~!

紅葉
古都の紅葉は観光スポットに
この時期、紅葉情報を元に全国各地の名所を訪ねる「紅葉狩り」を計画されている方も多いのではないでしょうか。北海道の大雪山では9月頃から紅葉が始まるようですが、縦に長い日本列島、紅葉を楽しむのはまだまだこれからが本番ですよね!

さて、紅葉というとモミジが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。何しろ「紅葉」と書いて「モミジ」とも読むくらいです。そこで今回は、家庭でのモミジの楽しみ方をご紹介します!

色づく葉が語源のモミジ

モミジ

モミジ

モミジの学名「Acer」はラテン語で「裂ける」という意味があり、「palmatum」には「手のひら」という意味があります。つまり、手のひら状に裂けた葉を持つ植物ということです。

また和名のモミジは、葉の色が赤や黄色に色づくのを昔は「もみづ」と言った、あるいは「色が揉み出ず」からきたとも言われています。

いずれにしろ、和名もその特徴的な葉から名付けられたようですね。

ところで右記の表にあるモミジの別名「楓(ふう)」、この一文字で「カエデ」とも読みますよね。実のところ、モミジもカエデも「カエデ科」・「カエデ属」なので、分類上は同じグループの植物となります。ただ、中でも紅葉が美しいものを総じてモミジと呼んだり、葉の切れ込みによってモミジとカエデの名を使い分けている場合もあります。

ちなみにカエデの名は、葉の形が蛙の手に似ていることから「蛙手(カエルデ)⇒カエデ」なったようで、ここでもその特徴的な葉が名前の由来になっています。

《 モミジ 》
学 名 : Acer palmatum(イロハモミジ)、椛、楓
別 名 : Amur adonis
原産地 : 日本、中国など
科 名 : カエデ科 
属 名 : カエデ属
性 状 : 落葉高木
開花期 : 4月~5月
花言葉 : 遠慮、節制、大切な思い出


 
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