コニファーの種類と楽しみ方

コニファーの種類と楽しみ方

今回は、コニファーの種類やその楽しみ方について解説します。

<目次>  

コニファーとその種類

多種多様なコニファーを使ったコニファーガーデン

多種多様なコニファーを使ったコニファーガーデン

コニファー(conifer)とは、松ぼっくりのような球果をつける針葉樹の総称です。しかし、一般的に松など日本古来の針葉樹には使われず、欧米からの外来種やその園芸品種を指す言葉となっています。

コニファーの葉は明るい黄色~緑、暗緑色、青みがかった緑、灰色がかった緑など多彩です。また樹形も、匍匐するものやこんもりと茂るもの、円錐形にまとまるもの、スッと直立するものなどがあり、これらの特性を活かして多種多様なコニファーで作り上げる「コニファーガーデン」も人気です。
 

庭木としてのコニファー

コニカのように生長の遅いコニファーは手間がかからない

コニカのように生長の遅いコニファーは手間がかからない

コニファーというと、ひと昔前まではクリスマスツリー用としてゴールドクレストやドイツトウヒなどが出回っていたものですが、最近では多彩な樹種が市場に出るようになりました。近年のガーデニングブームもさることながら、コニファーの似合う洋風住宅や輸入住宅が増えたこともその一因でしょう。

また、コニファーは他の庭木に比べて生長が緩やかで、樹形も自然に整うものが多いので、あまり手間が掛からないという利点があります。幼木はしばしば寄せ植え材料にも使われ、ガーデニングには欠かせない植物となっています。
 

人気のあるコニファー

立ち性、這い性など樹形の特徴が見て取れる

立ち性、這い性など樹形の特徴がよくわかるコニファーガーデン


 
■這い性のコニファー
セイブロックゴールド、ハイビャクシン、マザーローデなど

■こんもりと茂る性質のコニファー
グロボーサ、ティニティム、ナナルテア、ラインゴールド、ローズダリスなど

■立ち性のコニファー
エレガンティシマ、ゴールドクレスト、コニカ、スエシカ、スカイロケット、ブルーヘブン、ボールバード、ホプシー、ヨーロッパゴールドなど
 

コニファーの植え付けと管理

コニファーの植え付けは、春3月頃~6月くらいが適期となります。コニファーは根が荒く移植にはあまり向かないので、あらかじめ植え場所は吟味しておきましょう。植え付け後、根付くまでは乾燥に注意します。コニファーの植え方は、「庭木・花木の植え方」に準じます。

コニファーは耐寒性の強いものが多いですが、ゴールドクレストなど厳寒地での冬越しに注意が必要なものもあります。積雪のある地域では雪の重みで枝が開いてしまったり、冬の冷たく乾燥した風によって葉がカリカリになってしまうこともあります。気象条件に合わせて乾燥防止のマルチングを施したり、場合によっては防風ネットや冬囲いで保護することも必要です。なお、マルチングは夏場の照り返し防止にも有効です。
 

コニファーの剪定

スタンダード仕立てにしたコニファー

スタンダード仕立てにしたコニファー

コニファーの多くは自然に樹形が整うので、大きく剪定する必要はありません。植え付け後に一定の大きさまで育ち、これ以上大きくしたくないといった場合は、定期的に刈りこんで調整します。

コニファーを刈りこむ際に普通の剪定鋏や刈り込み鋏を使うと、葉先が茶色く変色してしまう現象が見られます。これはコニファーが金気を嫌うためですが、春先に作業するとやがて出てくる新芽でカバーされ、傷みが目立ちにくくなります。入手可能であれば、セラミック刃の鋏を使うのがベストです。
 
イベントで見たスパイラル仕立てのコニファー

イベントで見たスパイラル仕立てのコニファー

また、表面は緑の葉が茂っているコニファーでも、枝の奥に手を入れると幹周辺に枯れ葉が溜まっていることがあります。病虫害の発生につながることもあるので、定期的にふるい落としておくようにしましょう。

このほか、コニファーを刈り込み仕立てにする楽しみ方もあります。中心の幹を残して下の枝葉を刈り込み、上部を丸くするスタンダード仕立てや、捻れたような樹形にするスパイラル仕立てなどがあります。
 
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