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残暑も涼しく快眠を! 夏にお勧めの敷きパッド2種

寝苦しい熱帯夜には、少しでも気持ちよく眠りたいものですね。この夏は、水冷式の敷きパッドと、ロンドン・オリンピック日本代表選手の約半数が持参したマットレスパッドをご紹介します。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

水で冷やす「冷暖四季(れいだんしき)パッド

冷暖四季

夏だけでなく、冬にも使えます

暑い夏には、プールや海水浴場が多くの人で混雑します。空気に比べて水は熱を奪う力が強いため、水につかると火照った体が冷えるからです。眠っているときも全身が水に触れていると涼しいのですが、ウォーターベッドは重くて値段が高いことが難点です。

フランスベッドでは、水を循環させて体を冷やす敷きパッドを販売しています。それが、「冷暖四季パッド」です。パッド内にシリコンチューブが内蔵され、その中を水が循環します。水の温度は15~48度の範囲で設定できるので、夏は涼しく冬は暖かく眠れそうです。

冷やしすぎや温めすぎを防ぐため、運転してから1時間たつと、自動的に温度設定が変わります。はじめの設定温度が30度以下のときは31度に、37度以上の場合は36度に切り替わります。

経済的にも優れモノです。電気代を1kWhあたり22円とした場合、夏に毎日8時間使うと、電気料金は1日あたり18円、1か月では540円になります。エアコンを使った場合と比べると約4分の1で、かなりの節電効果を見込めます。

熱移動を応用して水を冷やすため、ファンからは暖かい風が出てきます。寝室を閉め切っておくと室温が上がりますから、換気したほうが良いでしょう。シリコンチューブ内の水は、2か月に1回交換すればよいので、メンテナンスにはあまり手間がかかりません。

冷暖四季パッド
パッドサイズ:幅97cm×長さ195cm
パッド材質:ポリエステル、綿
ジョイントチューブ:長さ 約1.2m、材質 シリコン
温度調節:約15~48度
定格消費電力:120w
使用電源:AC100V 50/60Hz
価格:4万9,800円(税込)

届くまで4カ月待ちの「エアウィーヴ

エアウィーヴ

多くのトップ・アスリートも、効果を実感しています

ロンドン・オリンピックで日本は、史上最多のメダルを獲得しました。その日本代表選手の約半数が使っているマットレスパッドが、ウィーヴァジャパンの「エアウィーヴ」です。

エアウィーヴ素材は、極細の繊維状の樹脂を編むように作られています。そのため、通気性が抜群で、マットレス内に湿気がこもりにくくなっています。

マットレスの内部の湿度を測ると、ウレタン・マットレスでは寝ついた後に湿度が急上昇しますが、エアウィーヴでは時間がたっても室内の湿度とほとんど変わりありませんでした。湿度の高い日本の夏には、ピッタリの素材です。

寝苦しい夜には、寝返りが増えます。低反発マットレスは、体を優しく包み込んでくれますが、反発力が弱いため寝返りがしにくくなります。このエアウィーヴは「高反発マットレス」とも呼ばれていて、適度に体を押し上げてくれるので、寝返りが簡単にできます。スタンフォード大学の研究でも、低反発マットに比べて高反発マットは、眠りやすいことが明らかになっています。

また、エアウィーヴは体圧を分散して支えるので、腰や肩にかかる圧力を減らしてくれます。さらに、中身まで水洗いができるので、たくさん汗をかく夏でも衛生的に眠れます。

エアウィーヴ シングル
サイズ:幅100cm×長さ195cm×厚さ5cm
重さ:6.7kg
付属品:アウターカバー(夏用・冬用)、インナーカバー
価格:6万6,150円(税込)
*ダブルサイズやポータブルタイプなどもあります。

【関連サイト】
節電の夏にしっかり眠って欲しい!大切な人への贈り物
大切な人に贈る快眠マットレス&敷きパッド
新発想! 冬はあったか夏は涼しい敷き布団


【編集部おすすめの購入サイト】
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