電波強度は十分で高速通信が可能
2本のアンテナから強力な電波を出す
同じ部屋はもちろん、隣の部屋や1階と2階間のアクセスも試してみた。同じ部屋であれば80Mbps強、隣の部屋で80~70Mbps、1階と2階では70~65Mbps程度とでいづれも必要十分の速度が出ていた。もちろんWebページは高速に表示される。また、旧製品では電波の届かないところからも計測してみたが、10Mbps程度と遅くはなるものの通信が途切れることはなかった。これなら、ワンルームマンションはもちろん木造の大きな家でも十分使えるレベルだ。
5GHz帯の11nを利用すれば電波の干渉が起きにくい
上側が5GHz帯を使う11n/aの表示
ところが、WZR-600DHPの5GHz帯の11nや11aを利用すれば、チャンネルが独立しているため干渉が起きにくい。隣家や別のオフィスで無線LANを利用している場合でも、速度の低下がなく快適に通信ができる。
ただし、子機側も5GHz帯の11nをサポートしている必要があるので、この周波数帯を利用できないiPhoneでは従来の2.4MHz帯で利用することになる。ただ、5GHz帯の通信と2.4MHz帯の通信を同時に行うことができるので、対応の子機を装備しているコンピュータと同時に利用はできる。
USBメモリをネットワークドライブにできる
USB端子にメモリを差し込んだ様子
ただ、設定が必要になってくる。設定方法は、付属のCD-ROMにあるPDFを閲覧する必要があるので、簡単な紙のシートがあればよいと感じた。
アンテナも大きすぎないサイズで、デザインもよく、これならどこに置いても気にならないだろう。セットアップは、スマートフォンのほかに、従来からあるAOSSによるセットアップも可能なので、スマートフォンを利用する予定のないユーザにもお勧めできる。
【関連サイト】
バッファロー WZR-600DHP