濃厚さと米の旨味が山形の酒の個性、六歌仙の個性

試飲1

試飲できる銘柄。これが全部ではない

さて、“ワクワク楽しい”試飲タイム。この日は、引き続き松岡社長、高宮常務取締りにお付き合いいただいた。このラインナップを見ても「技のデパート」であることが実感できる。人気の発泡清酒「ひととき 純米」「ひととき ロゼ」はきめ細かい泡でさわやかさ満点。スイカの名産地の尾花沢が近いことから「スイカのお酒」も目を引く。香りも味もまさにスイカ。新鮮さが心地いい。

 
試飲2

夏向きの酒、乾杯向きの発泡酒

基本銘柄は「六歌仙 五段仕込み -12 純米」。濃厚で米のうまみがしっかりと感じられ、日本酒度-12という甘口だけど、後味は爽快できれいな余韻を残す。「超旨口」はにごり酒で品のある甘口。「手間隙 純米大吟醸」は、その名のとおり手間も暇もかけて仕込まれた逸品。華やか過ぎず、飽きのこない落ち着いた大吟醸だ。さらに「超辛口」はお燗に向く引き締まった味わい。しかししっかりと米の味わいが感じられる。また、「ごうじょっぱり」など焼酎や梅酒、ナデシコの花からとった花酵母で仕込まれる焼酎「花ちよなでしこ」もある。これは女子サッカーチーム「なでしこジャパン」にもプレゼントされているとか。あれこれ試飲をさせてただき感じることは、米の旨味がしっかりと感じられる比較的濃厚タイプが多く見受けられることだ。

試飲3

驚くほどスイカのみずみずしさが生きた「スイカのお酒」

「私たちは、米がもっとも大事だと考えています。農家と手を組まないといけない。そのための体制作りが重要なんです。最近では、山形ガールズ農場(「女子が始める農業改革」をテーマに農業を行う若き女性集団)(http://www.kf831.com/girls/)ができ、お酒を飲まなかった人がお酒に興味を持ってくれるようになりましたし、酒米を作りたいという人も少しづつ増えてきて、本当にありがたいことです。ともかくまず農業ありき。そして、米の特性が生きた、米のよしあしが酒に出る、そんな酒を造りたいと考えています。酒質も年々あがってきていて、平成元年より通算5年の金賞受賞を達成しています」と松岡氏と高宮氏。もともと違う蔵だった両氏が揃ってうなずく姿を見ると、この六歌仙のコラボは、これからも間違いなくひとつの光に向かって進んでいくのだという力を感じた。

試飲4

主要銘柄。とくに「五段仕込み 純米」(右)は、六歌仙のフラッグシップ

最後に、山形の酒の魅力とは?と聞いてみれば、「きれいな旨口。コクと米の旨み。これは、わが六歌仙の味わいにも通じます。さらに、地元の料理に合うこと。芋煮に合わせたい。漬物にもよく合う」とのこと。なるほど、東北ならではの味わい深い郷土料理には、やはりある程度濃厚な酒がいいだろう。ああ、お話をうかがうだけで、トロッととろける芋とお肉のコクがたっぷりの芋煮やさまざまな種類のあるお漬物をつまみに、きゅっと一杯やりたくなってきた。

■株式会社 六歌仙(ろっかせん)
住所:〒999-3702 山形県東根市温泉町3丁目17番7号
地図:yahoo!地図
TEL:0237-42-2777
(ホームページは現在改装中)

※インターネットで六歌仙を買える店
(有)国井酒店
山形県山形市東原町3-10-10
TEL:023-631-9213
酒匠こばやし
北海道札幌市豊平区豊平八条11-3-16
TEL:011-821-1413

<おまけ>
そば1

こぎれいなエントランス。本店は次年子にある。本店はそばは食べ放題らしい

六歌仙ほか山形の地酒を飲みながらお蕎麦をいただけるのが「手打ち 七兵衛そば 東根店」。腰のある田舎そばが売りだ。







 
そば2

そばの風味と噛み応えのある山形らしい田舎そば。癖になる味

そばつゆには大根おろしが入っていてぴりりとした辛さがそばの風味を引き立てる。きくらげやお漬物もつく。板そば1,000円、盛りそば750円、天ざるそば1,300円。

 


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