セイロンティーのふるさとを訪ねて
太陽の光に照らされて輝く茶畑
割合で見れば、私たちが飲んでいる紅茶の半分以上はスリランカで作られたもの。有名ブランドの紅茶にだってスリランカ産の紅茶が多く入っていますし、セイロンティーという名前を聞けば「ああ」って思う人もいるかもしれません。日本人にとっては一番身近な紅茶なのです。
セイロンというのは、かつてイギリスの統治下にあった時の国名。1948年に独立を果たし、1972年にスリランカ(1972年にスリランカ共和国、1978年にスリランカ民主社会主義共和国に改名)という国名になりましたが、セイロンティーという名称はあまりにも有名。だから、紅茶についてその名称は今も使われ続けているのです。そんな世界有数の紅茶生産地 スリランカを訪問し、目で見て、感じ、生きた紅茶情報を数回に渡りお届けします。
先ず第1回目は、セイロンティー今昔。
スリランカで紅茶産業が始まったのはおよそ150年前。セイロンティー誕生の地からはじまり、最新のセイロンティーについて。