中盤編
新しい街や城に着く度に、そこらじゅうをひっかきまわします
ボス戦と言えば、ここぞと言う時のザオラルの頼りなさ。「しかし○○は生き返らなかった」という絶望のテキスト。とにかくドラクエで「しかし」が登場すると、ろくなことがありません。しかもボス戦に限って、何度も何度も、生き返らなかった……生き返らなかった……生き返らなかった……!! となったりするからたまりません。また中盤あたりで苦労して倒した魔王的な存在のバックに、もっともっとすごい真の魔王的存在がいるというのもお約束ですね。
一方、街の探索もドラクエの醍醐味ですが、そろそろ家探しに手馴れてきて、初めて来た街はありとあらゆる家宅侵入を行い、宝箱はもちろんタンスからツボから、中に何か入っていそうなところは全てを捜索するようになります。そんな風に街中を調べていると、そのうちお風呂を覗けるとか、パフパフしてあげるなどと言われて期待で胸をふくらませるものの、大抵の場合はオッサンがでてくるなどしてガッカリ、というようなことも。
終盤編
メタルスライムやはぐれメタルに会うと、体温が2度くらい上昇する気がします
終盤の経験値稼ぎというと、なんと言ってもはぐれメタルでしょう。寝っ転がったりふんぞり返ったりしてダラダラと敵と戦っていても、はぐれメタルが何匹もいっぺんに現れれば、思わずガバッと起き上がって前傾姿勢に。しかし、気合を入れて倒そうとしたものの、「はぐれメタルはにげだした! はぐれメタルはにげだした! はぐれメタルはにげだした! ……まもののむれはいなくなった」というような結末迎えてガッカリするのも、またあるあるでございます。
そして最後はやっぱりラスボスです。万全を期して最後の敵に挑むわけですが、そこはやっぱりラスボスですから、こちらの想定を上回ってくることだってもちろんあります。倒した、と思ったらそれは第1形態で、本番はこれからだ、というのはもう当たり前ですね。
最後の最後、MPも尽きて、アイテムもなくなって、これ以上は何度も攻撃を耐えられない、という時に、祈るような思いでこの1撃で倒れてくれ、とコマンド を入れるような場面もあります。もう耐えられない、という時にボスが連続で「いてつくはどう」を放ってきて生き延びたり、「かいしんのいちげき」が決まって倒せたりと、ドラマチックな展開を体験した人も少なくないでしょう。そんな手に汗握る攻防も、やっぱりドラクエあるあるです。
ドラクエにありがちな話、いかがだったでしょうか。次は、ドラクエ10が、また新しいあるあるを生み出していくかもしれません。