ふたりで学ぶマネー術/ふたりで学ぶマネー術

家計で収入合算する夫婦ほど、円満で貯蓄力が上がる!?(2ページ目)

家計管理の方法には様々ありますが、最終的には「ふたりに合った、家計管理の方法」を見つけることです。では、ふたりに合った家計管理方法とは、どのようなものでしょうか? 今回は、貯蓄力も上がり、さらに夫婦円満な家計管理方法について考えてみます。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

  • Comment Page Icon

夫婦円満な家計管理は、一体型、手当型のどっち?

家計管理の方法による違いで、夫婦関係はわかる?

家計管理の方法による違いで、夫婦関係はわかる?

家計管理の方法を大きく2通りに分けると、夫か妻のいずれかが全てのお金を管理する責任を持つ「一体型」(収入は全て合算して管理する)と、主に夫が家計費を支出し、妻が管理をする「手当型」になります。(公財)ハイライフ研究所「現代家族のライフスタイルとストレス」では、「一体型」と「手当型」の家計管理と夫婦関係について、様々な視点で調査を行っていますので、いくつか調査結果を紹介します。

家計管理の方法は、お互いが納得して決めて、現状の形態になるのが通常だと思いますが、「一体型」と「手当型」で、現在の家計管理の満足度に違いはあるのでしょうか?
※出所:(公財)ハイライフ研究所「現代家族のライフスタイルとストレス」

※出所:(公財)ハイライフ研究所「現代家族のライフスタイルとストレス」


■一体型の家計管理の方が、納得度が高い
「現在の家計の形は望ましいか」という質問について、共働き世帯と専業主婦世帯の夫・妻それぞれの回答を見ると、総じて、「手当型」よりも「一体型」の方が、満足度は高いといえます。特に、専業主婦世帯の妻回答を見ると、「一体型」の満足度は83.9%という高い値を示しています。一部を家計費として渡されるよりは、収入全体で管理できるので、管理しやすいし、安心感があるのでしょう。

共働き世帯の場合も、妻回答・夫回答共通して、一体型の満足度の方が高くなっていますが、「夫の稼ぎは2人のもの、妻の稼ぎは妻のもの」と考える、共働き妻が一般的だと言われるなかで、「手当型」を採用する共働き世帯の妻の満足度が、最も低いのは意外なことです。

■一体型の家計管理の方が、夫婦間のコミュニケーションが円滑
「一体型」と「手当型」の家計管理タイプは、夫婦関係にどのような影響を与えているのでしょうか? 共働き世帯で、「一体型」と「手当型」の家計管理タイプ別に、夫婦の会話の頻度について尋ねたところ、「よく話す」「話す」と回答した割合は、夫・妻ともに「手当型」(4割)よりも「一体型」(6割)の方が多いという結果でした。
※出所:(公財)ハイライフ研究所「現代家族のライフスタイルとストレス」

※出所:(公財)ハイライフ研究所「現代家族のライフスタイルとストレス」

「手当型」で、「まったく話さない」「ほとんど話さない」の合計が1割近く、というのには驚きです。「手当型」にする場合、主に夫が妻に家計費を支払うケースが想定されますが、家計費を出した後の残りは、自分の自由なお金ということになり、妻から見れば、その分を何に使っているのか、キチンと貯金をしているのか、不明な状態なので、不安な気持ちになります。その分、余計に夫婦間の会話が必要になると思うのですが、現実にはうまくいかないようです。

「一体型」の場合、主に夫が妻に収入を渡して、妻の収入を加えて家計全体を管理するケースが想定されますが、夫婦間の信頼関係があるから、妻に収入を全部渡している、ということなのでしょうか? そう考えると、夫が妻に収入の全部を渡さないというというのは、相手をあまり信頼していない、ということなのかもしれません。夫婦間のコミュニケーション(会話)の多い・少ないも、夫婦間の信頼関係が影響していると考えれば、この調査結果はうなずけます。

>>「一体型」と「手当型」、どちらが貯まる?

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます