入手しておくべきアプリ1:
ついに登場したVST対応の48トラックDAW「Auria」
iPadのDAWといえば、やはり定番はApple自身が出している「GarageBand」です。もちろん、それ以外にも「Music Studio」や「Multitrack DAW」など、いろいろなDAWアプリは存在していましたが、先日、ちょっと驚きのアプリが登場しました。それは、PC版のDAW顔負けの高性能DAW、「Auria」というもの。MIDI機能はなく、あくまでもオーディオのアプリではありますが、レコーディングから編集、ミキシング、マスタリングまでをカバーしています。トラック数は48あり、しかも最高で24bit/96kHzとなっているため、まさにPCに迫ろうとしているアプリなのです。
中でも驚きなのは、VSTプラグインに対応しており、著名プラグインエフェクトが標準でバンドルされています。具体的にはPSP StereoDelay(ディレイ)、PSP StereoChrus(コーラス)、ClassicVerb(リバーブ)、Convolution Reverb(IR設定可能なコンボリューションリバーブ)、ReTune(ピッチ補正)の5つ。これだけでも、なかなかすごいわけですが、アプリ内課金の形でプラグインを追加していくことが可能です。
ただし、残念ながらPC用のプラグインがここで利用できるというわけではありません。また、ちょっとしたトリックによってプラグインが使えるように見せかけており、実際にはプラグインではなく、1つのアプリとなっているようですが……。
もっとも、ここまでするなら、「iPadではなく、PCを使えばいいのでは?」という疑問も出てくるとは思いますが、開発者側の挑戦ですかね?
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