運動と健康/運動習慣のつけ方・運動とメンタル

ゴルファーとして上達するためのメンタル強化術【2】(2ページ目)

ゴルフはメンタルが大きく影響するスポーツです。ワクワクするラウンド当日、メンタルケアもしっかり欠かさないようにしたいもの。今回は、メンタルに大きく関わる自律神経を中心に、ラウンド当日のメンタルケアをご紹介します。

小林 弘幸

執筆者:小林 弘幸

医師 / 自律神経ガイド

 

万全の状態でコースに立つために 

パフォーマンスを高める音楽

ゴルフ場に着くまでの移動時間、あなたならどのような音楽を聞きますか? 実は、パフォーマンスを高めるのに適した音楽とそうでない音楽があるのです。
好きな曲は、耳が慣れてしまっているため、あまり自律神経に影響はありません。自律神経を整えるには、実はロック系の音楽が有効です。良いスコアを出すには、適度の緊張が必要です。ロック系の音楽は、ちょうどいい緊張感を持つのに適していて、自律神経のバランスを取ってくれるのです。

イメージトレーニングも有効

人間たるもの、不確定要素があると気になって不安になったり、緊張したりするもの。そのような不安からくる緊張を取り除くことができるのが、イメージトレーニングです。繰り返しイメージトレーニングを行うことで、心が落ち着いて自信が出てきます。また、起こり得るリスクも見えてきます。リスクが見えていると、実際それが起こったときに落ち着いて対処することができ、自律神経のバランスも良い状態に保つことができます。
良いスイングのイメージを持ってコースに向かうことも、自律神経にとってはいいことです。良いイメージは調子を良くしてくれる効果があるのです。具体的な目標を自分に課すのも効果的です。

運転中もメンタルケアに十分気を配って。自律神経を整えるためにできることはたくさんあります。

運転中もメンタルケアに十分気を配って。自律神経を整えるためにできることはたくさんあります。

吐く息は長く、運転中は呼吸を意識

ゴルフ場までの道のりを、自分で車を運転して行くという人は多いはず。
実は運転中というのは、ほとんど呼吸をしていないため、自律神経を良い状態に保つことが難しい時間です。
呼吸をしないと、血流が低下し、交感神経が上がってしまいます。そこで、意識して呼吸することが必要になります。特に吐く息を意識すると、自然に深い呼吸になります。ゆっくりした呼吸を心がけることで、自律神経のバランスがうまく取れるようになります。

コースに着いて軽く運動

一般にやられているストレッチは、必ずしも運動前に必要なことではありません。むしろ、普段運動の習慣がない人が一部の筋肉だけを伸ばそうとすると、筋肉繊維が傷ついて、痛めやすくなることがあります。身体をほぐしたいということであれば、ジョギングをする程度の軽い運動が一番効果的です。
 
<関連記事>
ゴルファーとして上達するためのメンタル強化術【1】

<関連サイト>
自律神経測定サービス Lifescore


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