「痛いんです」はI have a pain ~で
海外旅行に出て、盗難にあった場合に言うべきことをご紹介しました。ちなみにケガがあったりしたときに使う言い方は、こうです。I have a (pain) in my arm.(腕が痛いんです)
このarm(腕)のところをleg(脚)、head(頭)、stomach(お腹)などに入れ替えて「~が痛いんです」ということも可能。I have a pain ~(~が痛いんです)は、非常に便利な表現です。
ほかに、体調不良を訴える言い方をいくつかご紹介します。
I have a fever.(熱があります)
I feel dizzy.(めまいがします)
I feel like vomiting. (吐き気がします)
ここまで見てきてすでにお気づきかもしれませんが、トラブルにあったときの英語は、pain(痛み)、fever(熱)、dizzy(目まい)など、割合単語力が重要です。逆に言えば、問題を的確に表現する単語さえ知っておけば、文章を構成する力はあまりなくても、何とか乗り切ることができるでしょう。
単語や表現を覚えるコツは?
特定の単語や表現を覚えて使えるようになるには、次の3点が大切です。- 単語だけで覚えようとせず、ほかのものと関連づけて覚える
- 画像や映像を活用する
- 繰り返し練習する
stolen(盗まれた)、lost(なくした)、left(置いてきた)、
pickpocket(スリ)、theif(泥棒)、lost and found(遺失物取扱所)
バッグやカメラを盗まれたら?単語や表現を声に出して言ってみよう
My wallet was stolen. A pickpocket took it.
(財布が盗まれた。スリに取られた)
I lost my bag. I need to go to the lost and found.
(バッグをなくした。遺失物取扱所に行かなくては)
などと、声に出して言いながら覚えるといいでしょう。実際に身の回りのものがなくなったとき、It was lost or stolen ... I'll go to the lost and found.(なくしたか、盗まれたか……遺失物取扱所に行ってみよう)のように頭の中に浮かんで来たら成功です。
もちろん、1、2回の練習だけではなかなか身に付きません。覚えるときに活用した財布やカバンの絵をときどき見直して、"My bag was stolen."のように繰り返し言ってみましょう。無理やり覚えるのではなく、絵を見たときに自然にそういう言葉が浮かんでくるようにするのです。
日々練習を重ね、いざというときに、あわてず冷静に対処できるようにしておきましょう