名所・旧跡/中国(山陽・山陰)の名所・旧跡

船でめぐるゆったり島の旅、隠岐へ【島根】(3ページ目)

日本海に浮かぶ隠岐(おき)は、歴史の舞台にも登場する静かな島々。大きな4つの島それぞれに個性があって、船で島を渡りながら大自然に包み込まれた風景を堪能することができます。ゆったりした旅にぴったりの隠岐をご紹介します。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

赤壁のある島、知夫里島

知夫の赤壁(1)

真っ赤な岩壁が印象に残る知夫の赤壁(2003年11月撮影)

隠岐の島々の素晴らしい風景、続いては島前の知夫里島から。

知夫里島Yahoo! 地図情報)は、島前で3番目に大きな島ですが、人が常時暮らす島としては一番人口の少ない島です。島全部が知夫(ちぶ)村に属しており、山が島のほとんどを占めていて、海のそばに集落が点在しています。

 

知夫の赤壁(2)

海にまっすぐ落ち込む知夫の赤壁(2003年11月撮影)

知夫里島には、全国的に見て珍しい風景があります。それは知夫の赤壁(ちぶのせきへき、Yahoo! 地図情報))。

大自然の営みにより削られた岩壁が崖となって海に落ち込んでいるのですが、岩に含まれる鉄分が酸化して赤く変色したもの。西ノ島の国賀海岸にも国賀の赤壁がありますが、高さが200メートルある知夫の赤壁はそのスケールで他を圧倒しています。

 

赤壁展望台から戻る道から見える島影

赤壁展望台から戻る道から見える島影(2003年11月撮影)

赤壁展望台から戻る道にも素晴らしい風景が。知夫里島の南に位置する神島の島影が見えます。

知夫里島に限らず、島前の島々からはたくさんの島が織りなす風景が楽しめますので、お気に入りの風景を探すのも楽しいでしょう。

 

知夫里島の牛

赤壁展望台の周辺は牧場。ここではすべて牛が優先(2003年11月撮影)

ちなみに赤壁展望台の周辺は島全体の人で共有する牧場であり、この中は放牧された牛が自由に歩いています。いきなり目の前に牛があらわれるというのも驚きですね。

 


島前の3つの島をご紹介しましたので、続いては島後に向かいましょう。次ページに続きます。
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