船でめぐるゆったり島の旅、隠岐へ

隠岐の地図

今回の行き先は【島根】
船でめぐるゆったり島の旅、隠岐へ

日本列島を囲む海の中で、他の海と比べて大きな島が少ない日本海。そんな日本海の島の一つである隠岐(おき)は、古き昔より歴史の舞台に登場してきた自然豊かな島々です。

今回は隠岐の島々の素敵な風景をご紹介します。それぞれの島に個性があり、島同士を船で渡りながらゆったりとめぐることができますよ。

 

複数の島々からなる隠岐

隠岐の島々

隠岐の島々の名前と位置関係

隠岐Yahoo! 地図情報)は、島根県東部の日本海の沖合にあります。「隠岐」という名前の島はなく、複数の島々をまとめて「隠岐」と称しています。

大小取りまぜて多くの島がありますが、主な島は4つ。「島前(どうぜん)」と呼ばれる西ノ島、中ノ島、知夫里島(ちぶりじま)と「島後(どうご)」と呼ばれる島後島(どうごじま)です。

それぞれの島に港があり、島同士を船で行き来することが可能ですので、のんびりとした島の旅を楽しむことができます。

 

ダイナミックな自然の造詣を満喫できる西ノ島

国賀海岸/通天橋

国賀海岸のハイライトの一つ、通天橋(2003年11月撮影)

隠岐の島々の素晴らしい風景、最初は島前の西ノ島から。

西ノ島Yahoo! 地図情報)は、島前の中では一番大きな島。内海が広がる南側に町や港があり、日本海に面した北側には大自然が長い歳月をかけて作り出した絶景が広がります。西半分が国賀海岸、東半分が東国賀海岸と呼ばれており、奇岩が並んだり、目もくらむほどの高さの断崖が続いています。中には海が岩を削ったことで誕生した海蝕洞窟もいくつかあります。

このダイナミックな風景は、崖の上にある展望所から一望することが可能ですが、さらに間近で見たい場合は、国賀めぐり遊覧船に乗って海から見るのがお薦めです。

 

国賀めぐり遊覧船

国賀めぐり遊覧船(2003年11月撮影)

国賀めぐり遊覧船は、本土からの隠岐汽船のフェリー、高速船が立ち寄る別府(べっぷ)港と、別府港から路線バスで20分程離れた所にある浦郷港から出発します。

別府港からは東国賀海岸と国賀海岸の両方をめぐる2時間強のコース(1日2便)、浦郷港からは国賀海岸のみをめぐる1時間半のコース(1日2便、夏季は4便)がありますので、都合にあわせて選ぶと良いでしょう。

遊覧船と言っても高速船と同じ形の船ですので、船が航行している時は着席して窓からの眺めを楽しむ形ですが、絶景のポイントでは船の向きを反転して反対側に座っている乗客にも絶景を楽しめるように配慮されています。

 

西ノ島の南側と北側を通り抜けられる船引運河

島を横切る船引運河。通り抜けると日本海に出られます(2003年11月撮影)

ガイドは浦郷港出発の遊覧船に乗りました。港を出ると美田湾を進み、西ノ島の真ん中を横切る船引運河を通り抜けていきます。

西ノ島は一つの島なのですが、地図で見ると一番細い箇所を通り抜けて島の北側にある日本海に出られるようになっているのに驚きます。

 

国賀めぐりの絶景

遊覧船で眺める国賀海岸の絶景(2003年11月撮影)
左上:亀島,右上:乙姫御殿(海蝕洞窟),
左下:天上界のロウソク岩,右下:通天橋

洋上に出た遊覧船は、絶景ポイントまでは高速船の性能を活かして一気に移動し、絶景ポイントでゆっくり止まってくれます。

 

明暗(あけくれ)の岩屋

中で直角に曲がる海蝕洞窟、明暗(あけくれ)の岩屋。海況が良ければ遊覧船はここを通り抜けます(2003年11月撮影)

海が穏やかで波風が少ない時は、可能な限り乙姫御殿や明暗(あけくれ)の岩屋などの海蝕洞窟の中に遊覧船が入ることがあります。

船の幅ギリギリの洞窟に入っていくスリルは乗った人だけが味わえるもの。天候と海況に恵まれれば、洞窟の中を通り抜けてくれることも。

ガイドが乗船した時は波の向きが悪く、洞窟の通り抜けこそできませんでしたが、洞窟の中に入った後、戻ってくるという体験ができました。
摩天崖(まてんがい)

通天橋と並ぶ国賀海岸のハイライト、日本一の高さを誇る崖、摩天崖(まてんがい)(2003年11月撮影)

国賀めぐりのハイライトは、日本で一番高い海蝕崖とされる高さ257メートルの摩天崖(まてんがい)と通天橋(つうてんきょう)。大自然が創り出した絶景は、忘れられない隠岐の旅の想い出になることでしょう。

遊覧船は明暗の岩屋付近で折り返した後、船引運河を経て浦郷港に戻ります。陸路で改めて摩天崖や国賀浜、赤尾の展望所に向かって見るのもいいですね。

 


西ノ島を後にして、続いては中ノ島に向かいましょう。次ページに続きます。