第3位 ソニー BRAVIA KDL-55HX850
ほぼ完全な黒を表現しつつ、色鮮やかな映像を映しだす「オプティコントラストパネル」を搭載している
画質、機能、デザインの美しさというテレビの要件を高いレベルで実現した、完成度の非常に高い製品です。最新の画質エンジンX-RealityPROを搭載した他、4倍速とインパルスモードの組み合わせは初。
以前からブラビアは動画表現に定評がありましたが、液晶方式中最高水準のなめらかで自然な動きに目を奪われます。今夏のスポーツ世界競技を見るのに最高の大画面テレビといえるでしょう。
もう一つの魅力はコントラストの深さ。フラグシップのHX920が直下型バックライトであるのに対して本機はサイド型エリア駆動ですが、暗部でほぼ完全な黒を達成。不要な光漏れのない画質は、液晶方式全体でも屈指の出来栄え。ソニーならではのコンテンツ力を活かした豊富なネットワークサービスも魅力です。
SONY BRAVIA 55V型 LED 液晶テレビ 3D対応 ブラビア HX850 KDL-55HX850
第2位 東芝 REGZA 55XS5
4K解像度パネルを搭載。そのリアリティと美しさに息を飲むほど
フルハイビジョンの上を行く4K解像度(3840×2160画素)パネルを搭載した大画面テレビの第二弾。昨秋の55X3は裸眼3Dを搭載していましたが、本機は3D映像に指向性を持たせるレンチキュラーシートをパネル前面から取り去って、2D専用機としました。
その結果、4Kの解像感、密度感が一段と高まり、高画質ソフトを再生すると高品位なフィルム上映、あるいは実景を見ているような息を飲むリアリティが眼前に出現します。
4Kソフトが流通していないのが残念ですが、フルハイビジョンのアップコンバートで十分にその器の大きさは味わえます。解像感では本機が55X3に勝りますが、直下型バックライトの55X3に対し、本機はサイド型エリア駆動なので明るさの画一性は一歩譲ります。
TOSHIBA レグザ 55XS5
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