黒糖で作る梅ジュース
じめじめの梅雨がやってくると、冷たい梅ジュースが飲みたくなりませんか? そこで今回は砂糖と黒糖で梅シロップを作ってみました。砂糖だけで作る梅シロップと違って、黒糖のコクのある甘みのおかげで、濃厚な仕上がりに。水や炭酸水で薄めて、自分好みの黒糖梅ドリンクを作ってみてはいかがでしょうか。
ところで黒糖梅シロップには、夏にうれしい健康効果があることはご存知ですか。
ところで黒糖梅シロップには、夏にうれしい健康効果があることはご存知ですか。
- 梅に含まれるクエン酸は、新陳代謝を活性化して、疲労の溜まりにくい体にしてくれます。
- 砂糖の糖分は疲れた体にエネルギーを補給して癒してくれます。
- 黒糖は、ビタミンやミネラルが豊富。特にカルシウム、鉄分、カリウムが多く、食欲のない季節の栄養補給にもおすすめ。
黒糖梅シロップの材料(1.5L分)
黒糖梅シロップの作り方・手順
黒糖梅シロップを作る
1:梅のアク抜きをする
梅をきれいに洗って、水に1晩浸けてアク抜きをします。
2:梅のヘタを取り除く
水気をしっかりと切ったら乾いたふきんで水気をふき取り、ヘタの部分(なり口)を竹串で取り除きます。
ここは苦味の元なので、漬け汁などに苦味が出てしまいます。しっかり取り除きましょう。3:穴をあける
砂糖がしみこみやすいよう、フォークや竹串などで表面に穴を2-3箇所あけます。
この工程は省いても大丈夫ですが、その場合は漬ける日数が長めになります。4:瓶に梅と砂糖を入れる
煮沸消毒した保存瓶に梅・砂糖・黒糖を交互に入れます。一番上は砂糖で覆うようにしましょう。
ふたはゆるめに閉めて、涼しいところに置いておきます。
発酵してしまうので、ふたをゆるめに閉めて空気の通り道を用意しておきます。ふたはゆるめに閉めて、涼しいところに置いておきます。
5:2日目の状態
砂糖の2割程度が溶けています。梅は青い部分と、茶色い部分のまだら状態です。
2-4日で砂糖が梅果汁に溶けてシロップができてきます。この状態になったら1日1回かき混ぜます。
2-4日で砂糖が梅果汁に溶けてシロップができてきます。この状態になったら1日1回かき混ぜます。
6:5日目の状態
砂糖の5割程度が溶けています。梅が水分に漬かっており、果実は全体が青みがかった褐色です。梅シロップはドロドロしており、底には砂糖が溜まっています。
7:10日目の状態
砂糖が全て溶けており、梅シロップはサラサラしています。この状態になったら、できあがりです。
8:保存
できあがったシロップは、梅を取り除き、保存瓶に入れます。冷蔵庫で3ヶ月保存できます。梅はエキスを出しつくしてしなびてますので、捨てます。
シロップを鍋にうつして弱火で15分ほど加熱し、冷ましてから保存瓶にうつして冷蔵保存すれば、1年保存できます。
シロップを鍋にうつして弱火で15分ほど加熱し、冷ましてから保存瓶にうつして冷蔵保存すれば、1年保存できます。
梅シロップアレンジ
9:梅ジュース
梅シロップ大さじ2+水100ml
シロップは薄めてジュースにしていただきます。お湯で薄めても、おいしいですよ。
シロップは薄めてジュースにしていただきます。お湯で薄めても、おいしいですよ。
10:梅ソーダ
梅シロップ大さじ2+炭酸水100ml
無糖の炭酸水で薄めれば、炭酸の刺激が暑い季節にぴったりです。
無糖の炭酸水で薄めれば、炭酸の刺激が暑い季節にぴったりです。
11:梅サワージュース
梅シロップ大さじ2+黒酢大さじ1+水100ml
酸っぱい黒酢もシロップの甘みで飲みやすくなります。 酢に漬けたサワードリンクよりは酸味が強めです。
酸っぱい黒酢もシロップの甘みで飲みやすくなります。 酢に漬けたサワードリンクよりは酸味が強めです。
12:梅ヨーグルトジュース
梅シロップ大さじ2+黒酢大さじ1+牛乳100ml
牛乳と酢で乳酸菌飲料のような味わいに。梅の甘みがアクセントです。
牛乳と酢で乳酸菌飲料のような味わいに。梅の甘みがアクセントです。
ガイドのワンポイントアドバイス
梅シロップで使う梅は、多少の傷がついていても大丈夫です。選ぶときは虫食いや傷みがないものを選びましょう。また、梅シロップを作るコツはできるだけ早く砂糖を溶かして、梅からエキスを抽出させることです。時間がかかりすぎると発酵してしまうので、氷砂糖ではなく砂糖を使います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。