食と健康/食と健康の基礎知識

スルフォラファンが、肝臓ケアに一役

日本人間ドック学会の報告では、男性の30%が、肝機能異常を抱えています。食べ過ぎ、飲み過ぎが原因での肝機能異常の場合は、日頃から肝臓ケアを意識した生活習慣が重要です。近年肝機能を高めるブロッコリースプラウトの成分「スルフォラファン」の働きが注目されています。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

男性の3人に1人は、肝機能異常?

ブロッコリースプラウト,肝臓,解毒

ブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンという成分には、肝臓の解毒機能をサポートする働きがあると考えられています。

肥満度や血圧、コレステロール、中性脂肪などの数値は気にする方も多いと思いますが、特に男性では肝機能異常の頻度が高いことは、ご存知でしょうか。

日本人間ドック学会「2010年人間ドック検査項目別異常頻度」(2011年発表)を見ますと、肥満27.7%についで、高コレステロール27.3%、肝機能異常が27.0%でした。特に男性については、肥満の32.9%についで肝機能異常が32.7%で、高コレステロールの27.8%と比べても高い数値でした。

肝臓については、以前、「肝臓をいたわるアルコールとのつきあい方」という記事でも取りあげました。肝臓は解毒・代謝・胆汁酸生成と、生命活動には要といえる重要な働きをしていながら、「沈黙の臓器」と呼ばれるように、自覚症状がでにくく、機能が低下したり疾患になっていてもわかりにくい臓器です。

社会・経済情勢も不安定な時代だからこそ、自分の体は自分で大切に守りたいもの。悪くなっていても自覚症状がないだけに恐ろしい肝臓疾患になる前に、日頃から肝臓をケアし、体全体の活力を高めておきたいものです。

肝機能異常の原因は?

肝機能異常をもたらす主な原因は、「ウイルス」や「薬剤」、生まれつきの体質等が原因となる「自己免疫」の他、「生活習慣」もあります。このうちの「生活習慣」は、日頃の「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「ストレス」などが原因と考えられ、心がけしだいで肝臓への負担を減らすことはできます。

特に食べ過ぎ、飲み過ぎについては、以前書いた「肝臓をいたわるアルコールとのつきあい方」もご参考になさってください。一方ストレスは、体内で活性酸素が増えて、毛細血管の血流を悪くさせることで、解毒等の機能が衰え老廃物等が排泄しにくくなり、また活性酸素により炎症を起こす等、肝臓に悪影響を与えると考えられています。

肝機能が低下することで、糖尿病、胆石、腎不全、心不全等の合併症を引き起こし全身の疾患につながることもあります。

以前、「小さな新芽に秘めたパワー」という記事でご紹介したスプラウト食品の中で、特にブロッコリースプラウトは、その後の研究も進み、スルフォラファンという成分が肝臓の解毒作用を高める働きがあることが明らかになってきました。
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