CDなどに録音されている学習用の音声と違い、映画やテレビから流れてくるのは、ネイティブが普段口にしている生の英語。速さといい、内容といい、まったくレベルが違います。すぐにわからないのは当然。学習に生かすには、それなりのコツがあるのです。まるでわからなかったものが、次第に聞こえてくるようになる方法をお教えしましょう。
「3ステップ」でリスニングを強化!
海外映画を使って英語力をUP! 最初は理解できなくても、グッとガマン……
■1.一度通して見る
わからなくてもグッとガマンして、最初から最後まで英語の音声だけで見てみます。すごくつらかったら、日本語字幕は見てもかまいません。話の内容を頭に入れつつ、「いま言っていることわかった!」「あそこはもう少しで聞き取れたんだけど……」といったようにチェックしていってください。
■2.英語字幕やシナリオを読みながら見る
DVDであれば多くは英語字幕がついています。もしくは、シナリオが本になっている映画・ドラマもあります。そういったものを活用して、セリフを英語で読みながらもう一度同じ作品を見ます。見終わったあとに、わからない単語を調べたり、日本語訳を参照したりして、セリフの意味を把握できるようにしましょう。
■3.もう一度英語なしで見る
字幕やシナリオの力を借りず、再度1回通して見ます。最初のときより、ずっと聞き取れるところが増えているはず! この2と3のステップを繰り返すと、どんどんわかるところが増えてきて、映画やドラマを英語で見るのが楽しくなってくるはずです。
ここまでが聞き取りの練習。それでは、会話の練習に生かすにはどうすればいいか、次のページでご紹介します!