ダイエット効果と乳酸菌
ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌は、善玉菌を増やすことはもちろんのこと、抗肥満効果(ダイエット効果)が期待できるのではという研究も進み、注目されています。腸の中に善玉菌が多く居る人は、太りにくい傾向にもあるようです。ダイエットと美肌の両方が実現できるとしたら、腸の健康維持・改善はマストですね!※腸内細菌学雑誌( Journal of intestinal microbiology 24(4), 265-271, 2010-10-01)他による
美腹の作り方
腸内を健康に保つキーワードはまず「乳酸菌」です。ヨーグルト以外にも、植物性乳酸菌は日本古来の発酵食品に多く含まれています。味噌、醤油、漬物、麹なども積極的に食事に取り入れましょう。そのほかにも腸内で乳酸菌を増やしてくれるのが“食物繊維”です。食物繊維は便秘解消に役立つ食材というイメージですが、直接的には腸内細菌のバランスを整えてくれる働きがあります。
成人の場合は、カロリー100kcalに対して1gを摂る事を推奨されており、例えば2000kcal分食べる人は、20gの食物繊維が必要です。ドリンク剤などを利用する場合も、パッケージにある数字を見て参考にしてみてください。
乳酸菌の上手な摂りかた
乳酸菌はどうしてもある程度の割合が死滅してしまい、実際に腸に届くときには減ってしまう性質があります。ヨーグルトなどは胃酸に弱い傾向にあるため、空腹時に食べるよりも食後に食べた方が腸まで届く数が多いとも言われています。ヨーグルトなどは1日に200g程度が適量ですので、食べすぎにも注意。そうなると、乳酸菌はヨーグルト以外のものからも補給を心がけたいものです。そのためには先ほどご紹介した食物繊維が効果的。腸内で善玉菌となり乳酸菌を作り出してくれる役割があるわけですから、美肌と美腹、そしてダイエットのためにも食物繊維が欠かせません。
1回あたりの食事でとれる食物繊維の多い食材をご紹介しますので、こちらも参考にして下さい。健康な腸で美腹をつくり、美肌とダイエット効果の両方を手に入れたいものですね。
■食物繊維が多くとれる食材
野菜類……切干大根、かぼちゃ、たけのこ、ブロッコリー、人参、ほうれん草、茄子、ゴボウ、もやし、白菜、オクラ、など
イモや主食……さつまいも、里芋、ライ麦パン、ぶどうパン、そば、など
豆類やその他の野菜類……ひじき、納豆、インゲン豆、わかめ、寒天、椎茸などきのこ類