パリを思わせる「PAUL アトレ四谷店」リニューアル
四ツ谷駅直結の駅ビル「アトレ四谷」が2012年3月14日にリニューアルオープン。それに伴い、「PAUL アトレ四谷店 」も内装を大改装しました。店内に1歩足を踏み入れると、「ここはパリ!?」と錯覚してしまいそうに。
とても駅ナカとは思えない内装なのです。それもそのはず、今回のリニューアルにあたって、インテリアは壁にかかっている絵画やカーテンにいたるまでほとんどがフランスから取り寄せたもので統一。テーマは「リュスティック&シック(=素朴でおしゃれ)」。温かみがあるのに、エレガントで大人っぽい空間では、日本に居ながらにしてフランス気分を味わえてしまうのです。
コスパの良さに驚くディナーコース
「PAUL 」は、フランス国内で250店舗以上展開していてフランスでもっとも有名なブーランジェリーのひとつです。1889年の創業以来、厳選された素材・レシピ・製法を厳格に守り続ける姿勢が食通の国フランスで高く評価されています。日本でも現地に限りなく近い味を伝えるため、主にフランスの小麦・塩・水を使い、忠実に再現したパンは、どれも噛み締めるほどに味わいのあるものばかり。今回は、そんな自慢のパンも堪能できる「ディナーAコース」2940円を頂きました。最初に6~7種類の自家製パンがサービスされます。
フランス産小麦の味を生かした製法で作られている「バゲット・シャルマーニュ」や、ライ麦や全粒粉など6種類もの穀物が入った「パン・オ・6 セレアル」など、それぞれ違った食感を楽しめるので、ついつい手が伸びてしまう美味しさです。
また、このパンは「おかわり自由」になっているのですが、タイミングが良ければ、焼き立てのパンをサービスしてもらえることも! 焼き立てアツアツは、かなり嬉しいサプライズでした。
色鮮やかな前菜は、グリーンサラダにサーモン、生ハム、カマンベールチーズなどの盛り合わせです。フランスのビストロでよく出てくるような組み合わせですが、ボリュームがあり食べ応えも十分。どれもワインとパンが進んでしまうものばかりです。
この日のスープは、「かぼちゃのスープ」でした。
丁寧にかぼちゃをマッシュし、オニオンソテーや生クリーム、バターなどで仕上げられているポタージュスープは、まろやかな味わい。でも、パンチェッタの塩分やシナモンのスパイスが効いているので、甘いだけではなく奥深い味になっているのです。